about us

column

なぜサウナではマナーが重視される?サウナに「暗黙のルール」がある理由

サウナコラム

「サウナでは会話を控える」「汗を飛ばさない」「水風呂に入る前に汗を流す」など、暗黙のルールと呼ばれるものがありますよね。

お風呂や岩盤浴にもそれぞれルールがありますが、ここまでルールが重視されるのは少し特殊かもしれません。なぜサウナには、こんなにも「暗黙のルール」があるのでしょうか?

そこで、サウナで「マナー」が重視される理由を考えてみました。

目次

サウナで「マナー」が重視される理由

① サウナは「リラックス」しにくる場所だから

サウナは、ただ時間をつぶしに来る場所ではなく、

・ひとりでリラックスしたい

・気持ちを落ち着かせたい

・日常から離れたい

・デジタルデトックスしたい

といった「目的」を持った方々が集まる場所です。

映画館に行くと、映画を見るための時間にお金を払います。ところが、近くに大声で話す人がいたり、スマホをいじっている人がいたり、映画に集中できなくなってしまうと、その時間は台無しになってしまいます。

これはサウナも同じです。静かに過ごす、汗を呼ばさない、場所を占領しないなど、細かいマナーが重要視されるのは、リラックスすることに重きをおいているからと言えるのではないでしょうか。

②身体に「直接触れるもの」を共有するから

公共のサウナは、

・裸で過ごす

・大量の汗をかく

・人との距離が近い

・水風呂を共有する

といった、特殊な空間です。

裸で過ごし、体に直接触れるもの・場所を共有するからこそ、誰もが清潔な空間で過ごしたいと思うのは自然なことですよね。

掃除されていない湯船に入るのが誰だって嫌であるように、サウナ前は事前に体を洗う、汗を飛ばさない、タオルを絞らないといった「暗黙のルール」があるのは、裸で共有の場所を過ごすならではの配慮と言えるでしょう。

③ 自由だからこそ、最低限のルールが必要だから

サウナには、「こう入らなければいけない」という決まりがほとんどありません。入るタイミング、出るタイミング、座る姿勢、座る場所、ほとんどが自分で決めることができます。

一方で、全員が「自分が気持ちよければいい」と好き勝手に過ごしてしまえば、共有スペースは無法地帯になってしまいます。自由に楽しめる場所だからこそ、「ここまではお互いに守ろう」という最低限の線引きとして、ルールが存在していると言えるのではないでしょうか。

 

今では当たり前?代表的なサウナの「暗黙のルール」

ここからは実際に、どんなものが「暗黙のルール」として共有されているのかみていきましょう。

サウナ編

・大声での会話は控える(orもしくは黙浴)

・汗を飛ばさない

・タオルを絞らない

・びしょびしょの状態で入らない

・スペースを占領しない

・体を洗わずに入室しない

水風呂編

・汗を流してから入る

・水風呂のなかで動き回らない

・潜水禁止の場合は潜らない

・長時間占領しない

外気浴編

・スペースを独占しない(または大人数で占領しない)

・椅子を使用した後、水で汗を流す

こうして並べてみると、重要視されるのは「周囲への配慮」、「清潔感の維持」であることがわかります。

「暗黙のルール」と言われると、どうしても知る人ぞ知る感が出てしまいますが、基本的には自分がサウナで過ごしていて、不快だと思うことをやらなければ、自ずと「暗黙のルール」を守ることになるのです。

難しく考えず「これをされたら周囲の人、施設の人はどう思うか」を考えて行動すれば問題ありません。そうした配慮が結果として、自分自身も心地よくサウナを楽しむことに繋がります。

「黙浴ルール」はどの施設も絶対なの?

「黙浴ルール」はどの施設も絶対なの?

「暗黙のルール」と言われて最初に思いつくのが「黙浴」という方も少なくないのではないでしょうか。

実を言うと「黙浴のルール」は、施設によって(もしくはサウナ室ごと)に異なるため、すべてのサウナが静かに過ごさないといけないというわけではありません。

黙浴がここまで浸透したのは、コロナの感染対策の一環がきっかけでした。現在は、黙浴の浸透をそのまま受け継ぎ、施設のルールとして徹底している施設も多いです。

一方、施設によっては、サウナ室ごとに「ここは黙浴」「ここは会話OK」と棲み分けているところがあります。サウナはもともと「交流の場」であったことから、友人や知人とおしゃべりをしながらのサウナが楽しみという人も多いのです。施設側もさまざまなニーズに応えられるよう工夫しています。

「黙浴」に関しては少しルールが特殊ですが、施設やサウナ室ごとのルールにならって守れば問題ありません!

サウナのマナーは「人を縛るため」のものではない

サウナのマナーは「人を縛るため」のものではない

「サウナには暗黙のルールがある」と言われると「難しそう」「めんどくさい」と思う方も多いと思います。

ですが本来、「サウナマナー」はとてもシンプルです。

・自分がされて嫌だと思うことはしない

・周囲にいる人が我慢する・不快になることはしない

同じ空間にいる人たちと、同じ場所を共有するからこそ、最低限のマナーが必要というだけです。

サウナだから特別に難しいマナーがあるわけではなく、電車や映画館、レストランなど、ほかの公共の場を利用するときと同じように、周りの人への配慮を持とうというだけなんですよね。

サウナにルールがあるのは、自分も周りもサウナを楽しむため。難しく考えず、サウナを楽しみましょう。

【おまけ】サウナルールに疲れたときはプライベートサウナへ

【おまけ】サウナルールに疲れたときはプライベートサウナへ

とはいえ、「周りに迷惑をかけないようにしなきゃ」「これってやっていいのかな?」など、周囲を気にするあまりサウナでなかなかリラックスできない人もいますよね。

そういった方々におすすめなのが、プライベートサウナです。

完全個室・完全貸切のプライベートサウナであれば、周囲の様子やマナーを気にせずに、自分ペースでサウナを楽しむことができます。サウナや水風呂、休憩スポットで窮屈な思いをすることが一切ありません。

サウナのマナーを知ることも大切ですが、そもそも「自分が心からリラックスできる環境」を選ぶことも、サウナを楽しむひとつの方法ですよ。

 

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。