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「ととのわない」ときにサウナの入り方を見直すチェックリスト

サウナコラム

最近サウナに行ってもととのわないと感じることありませんか。もしかするとそれ、身体がサウナに慣れたことで起こる「ととのいイップス」かもしれません。この記事では、ととのいイップスから抜け出すために、入り方を見直すチェックリストを作成してみました。ぜひ、ご自身の入り方を見直してみてください。

目次

1.「ととのいイップス」とは?

1.「ととのいイップス」とは?

スポーツの世界でよく使われる「イップス」という言葉。それまでできていた動作が突然できなくなってしまう状態のことです。

サウナの文脈では、以前は自然にととのえていたのに、ある時期から感覚がつかめなくなってしまう現象を指します。原因のひとつは、身体がサウナの刺激に慣れてしまうこと。

サウナと水風呂の温冷刺激は、自律神経(交感神経⇔副交感神経)を大きく揺さぶり「ととのい」をもたらします。しかし、サウナに通い続けるうちに自律神経が鍛えられると、同じ刺激では動じにくくなってしまうのです。

つまり「最近ととのえなくなった」のは、あなたのサウナ歴が積み上がってきた証とも言えます。ただ、入り方を見直すことで新しいととのいに出会えるという可能性もあるのです!

2.ととのいイップスの原因は?サウナの入り方チェックリスト

2.ととのいイップスの原因は?サウナの入り方チェックリスト

以下の4つのうち、あなたはいくつ当てはまりますか?

☑︎同じ温度・時間・順番でセットをこなしている

☑︎「今日こそととのうぞ!」と毎回気合を入れて入っている

☑︎「サウナ○分・水風呂○分」と時計を見ながら厳密に管理している

☑︎SNSやYouTubeで見た「誰かのととのい方」を忠実に再現し続けている

1つでも当てはまったなら、それこそがととのわない原因かもしれません。ひとつずつ見ていきましょう。

①毎回同じルーティンで入っている

「1セット目は下段8分、2セット目は上段10分、3セット目は…」と、毎回決まったルーティンをこなしていませんか?

先ほどお伝えした通り、ととのいイップスの大きな原因は、自律神経がサウナの刺激に慣れてしまったことにあります。

サウナに慣れてきた時期こそ、無意識にルーティンが固定されてしまい、いつもの入り方に身体が慣れてしまっている可能性があるのです。

【解決策】

・1セット目だけあえていつもと違う入り方をする

・サウナや水風呂に入る時間を少しずらしてみる

・サウナ前の湯船にいつもより長く浸かってみる

ぜひ、ちょっとした「変化」を意識してみてください。

②「ととのい」への意識が強すぎてリラックスできていない

②「ととのい」への意識が強すぎてリラックスできていない

ととのうためには、温冷交代による“ギャップ”を生み出すことが大切です。

サウナに慣れて「ととのい方」がわかってくると、アツアツのサウナ、キンキンの水風呂で、つい刺激を入れようとしてしまう…そんなことありませんか。

もちろん「ギャップ」は必要ですが、身体をリラックスさせることも同じくらい大切です。ととのうと、副交感神経が優位に働きます。これは身体がリラックスを感じている証拠です。

「ととのうぞ!」という意識が交感神経を刺激しすぎてしまうと、身体が休まらずにリラックスを感じにくいという可能性があります。

「今日のサウナはあまり期待できなさそうだ…」と、力を抜いてサウナを楽しんだら思いのほかととのえた……という経験をしたことがある方も多いはずです。あれは決して偶然ではなく、過剰な意識を手放すことで身体が素直に反応できた結果とも言えるのではないでしょうか。

【解決策】

・熱いサウナ、冷たい水風呂に入ることではなく、リラックスに意識を向ける

・「ととのう」ためでなく、リフレッシュのためにサウナにいく感覚を忘れない

③秒単位で時間を管理している

「サウナは12分、水風呂は1分、休憩は10分」サウナに慣れてくると自分自身の黄金比ができてきますよね。

もちろん時間管理は大切な指標のひとつですが、それだけに囚われすぎてしまうと、思ったような体感は得られにくくなります。

考えられる理由はいくつかありますが、大切なのは

(1)自分の体調に合わせて入り方を変える

(2)サウナ・水風呂の状態によって入り方を変える

(3)季節や気温によって休憩時間を変える

「変化」をつけることです。

同じ12分でも、サウナ室の温度や湿度、水風呂との相性、自分自身の体調や気分の変化で、感じ方に変化が生まれてくるのです。

時間や心拍数など、数字的な基準も大切ですが「自分の感じ方」に意識を向けることで、自律神経への刺激に変化が生まれるはずです。

【解決策】

・時計やスマートウォッチから離れ、感覚的にサウナを楽しんでみる

・サウナや水風呂に合わせて、入り方に変化をつけてみる

・自分の体調・気分と相談して、無理のない入り方を研究してみる

SNSでみた「誰かの入り方」をそのままコピーしている

インスタやYouTubeで人気サウナーが「このやり方でととのった〜」と発信していると、つい真似してみたくなりますよね。

ただ、身体の感じ方や心地いいと感じる感覚は、人によって異なります。水風呂に入らずシャワーで済ませた方がリラックスできる…という方もいれば、外気浴よりも内気浴の方が身体が冷えずにととのえるという方もいるのです。

「誰かの真似でととのえていたのに、今は前ほどととのえない…」という方は、「自分だけの入り方」を見つけるタイミング。

ほかの人の情報に惑わされず、どんな状態だとリラックスを感じやすいのかを探してみるのがおすすめです!

【解決策】

・誰かの真似をやめてみる

・自分なりの入り方やルーティンを新たに探してみる

3.ととのいイップスは、サウナとの付き合い方を変えるサイン

3.ととのいイップスは、サウナとの付き合い方を変えるサイン

ベテランサウナーになればなるほど、ととのいにくくなるのは自然なことです。

サウナに通い続けることで自律神経が鍛えられ、刺激に動じにくい身体になっていく。それは「サウナで自律神経が鍛えられた証」とも言えます。

そもそも、サウナは「ととのう」ために入るものではなく、健康的な身体と心を手に入れるために入るもの。「ととのわない」ことを気に病む必要はありません。

サウナで温まり、水風呂で冷やし、休憩する…このくり返しだけでも、血流改善・疲労回復・リフレッシュといった効果は十分に得られています!

むしろ「サウナは10分、水風呂1分〜」といった今までの固定概念を一度捨ててみると「ととのう」とは別にある自分だけの入り方を見つけられることも。

そうしてサウナを楽しんでいると「こんな気持ちいいサウナがまだあったのか…」という衝撃的な出会いと、今まで以上にととのえる瞬間に巡りあうことがあります。(筆者もそうでした!)

ととのいイップスに陥ったときこそ、自分なりのサウナとの付き合い方を見つける、いいタイミングかもしれませんよ。

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。