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サウナで「あまみ」を経験したい人集合!あまみが出やすい体質とは?

サウナコラム

「いいサウナに入った証拠」「ととのいの証」「サウナーの勲章」などと称される「あまみ」。サウナと水風呂の交代浴による急激な温度変化によって現れると言われています。あまみが出やすい体質やサウナの特徴はあるのでしょうか。

目次

1.なぜ「あまみ」がでる?

1.なぜ「あまみ」がでる?

サウナ後に「あまみ」が出る原因は、急激な温度変化に適応しようと体温調整が行われたことで、血管の働きが活性化したためです。

人間の身体には、体が素早く熱を逃がす必要があるときにだけ使われる「動静脈吻合(ふんごう)」通称「AVA」と呼ばれる体温調節の仕組みが備わっています。

これが「あまみ」の出現と大きく関係しているのです!

サウナの熱で「AVA」が全開に

高温のサウナ室では、体温を逃がすためにAVAが活性になります。皮膚表面の血管に血液が集まり、血管が「拡張」することで熱を放出しようとするのです。

水風呂で皮膚表面の血管は「収縮」する

水風呂に入ると、皮膚表面の毛細血管はキュッと収縮し、身体は急速に冷やされていきます。

ところが、体の内側(深部体温)は熱を持っているため、「皮膚の近いところに血液送って、熱を逃がせ!」という指令が出続け、AVAを通じ大量の血液が皮膚正面の血管に送り込まれます。

③あまみの発生!

「冷えて白くなった皮膚」と「行き場を失った熱い血液で赤く膨らんだ部分」が混ざり合うことで、あの独特なあまみ模様が浮かび上がります。

「あまみ」とは、体がサウナの「熱」と水風呂の「冷たさ」に反応し、血液循環が促進された状態のことを指すのです。

実際び自分の肌にあまみが出ると「これ本当に大丈夫?!」と、心配になる方は多いと思いますが、あくまで「体の状態を表すもの」であり、身体に悪いものではないので安心してください。(筆者もはじめは、自分の肌とは思えなくて、一瞬「ギョッ」としました)

④あまみのメリットは血流促進・自律神経の正常化

「あまみ」の出現には、どのようなメリットがあるのでしょうか。実は、体が十分に温まり、血流や自律神経が正常に機能している証拠だと言われています。

血流と自律神経が正常だと…

・全身の血行が促進される

・疲労回復が進む

・脳疲労が解消される

・代謝が上がり痩せやすい体質になる

・新陳代謝が活性化し肌がきれいになる

・よく眠れてストレス解消になる

こういったメリットを感じられます。「あまみが出たら、いいサウナに入った証拠」というのは正しいといえますよね!

2.あまみが出やすい体質とは

2.あまみが出やすい体質とは

あまみの仕組み、なんとなく理解できたでしょうか。ここからはより具体的に、どうやったらあまみが出るのかについて解説したいと思います。

先に結論からお伝えすると、「あまみ」は、体調や体質、血管の深さや皮膚の厚さなど、個人差が非常に大きいため、一概に「こうすれば必ずあまみが出る」といった方法は存在しません。

あまみを出すために無理にサウナに入り続けると血管に負担がかかるため、あくまで体調に合わせて楽しむことが大切です。

とはいえ、「あまみが出やすい体質」というものは存在しますので、そちらをご紹介します。

①自律神経の働きが活性化している人

自律神経の働きが活発で、温度変化に対して血管がすばやく、かつ大きく反応する体質の人は、あまみが出やすいとされています。

②血流がいい人

血流の循環が良く、体温調節機能が活性化している人は、皮膚表面の毛細血管まで血液がしっかり行き渡るため、まだら模様がより鮮明に現れやすいです。

③皮膚がうすい・色白の人

皮膚が薄いと、すぐ下を通る毛細血管の赤みが透けて見えやすくなるため、比較的あまみが出やすい体質と言えるでしょう。

また、色白の方は赤みとのコントラストがはっきり出やすく、あまみが目立ちやすい体質といえます。

④普段から冷えを感じにくい人

冷え性の人は末端の血管が収縮しがちで、サウナに入っても深部まで温まるのに時間がかかり、あまみが出にくい傾向があります。一方で、冷えを感じにくい人はあまみが出やすい体質といえます。

3.あまみが出やすいサウナには共通点あり!

3.あまみが出やすいサウナには共通点あり!

「個人差があるのはわかったけど、どんなサウナならあまみが出るの知りたい…

ここまで読んでくださった方は、どんどん「あまみ」に興味が出ていると思います。あくまで個人的な感想ですが、あまみが出やすいサウナには共通点があると考えています。そこで、筆者の肌に「あまみ」が出現したサウナ環境を共有しますので、ぜひ参考にしてみてください。

・サウナは「1012分無理なく滞在できる」温度がベスト

先ほどもお伝えした通り、あまみが出るのは、急激な温度変化に適応しようと体温調整が行われるからです。つまり必要なのは、身体の深部まで熱が届くようなサウナです。

熱すぎず、ぬるすぎず、10〜12分ほど無理なく入れるサウナは、身体の深部まで熱が届きやすいと感じています!頻繁にロウリュが作動して、室内に心地いい蒸気が充満しているところもポイントです。

・水風呂は「サウナとのバランスが絶妙」なのがベスト

あまみで必要なのは、体の表面の血管をキュッと締めてくれる水風呂

15度、16度など具体的な数字よりも、大切なのはサウナ温度とのバランスです。

サウナ室の温度が100度前後と高めなら、水風呂は14〜15度前後になっているなど、利用者の体感に合わせた温度設定がされていると、しっかりクールダウンできておすすめです。

しっかり芯まで温まるサウナと、体の表面の血管をキュッと締めてくれる気持ちよくて冷たい水風呂。この2つこそが「あまみが出やすいサウナ」といえるのでは…と考えています。

とはいえ、あまみの出現には体質や体調などが関係しています。あまみを追い求めてサウナに入るのは、健康的な入り方とはいえません。

あくまで「あまみ」は、偶然出会えるものと思っておくことがおすすめです。

4.あまみが消えないときはどうする?

4.あまみが消えないときはどうする?

「サウナーの勲章」とも言われるあまみ。決して身体に悪いものではなく、数時間経てば、自然と消えていきます。ただし、翌日になっても赤い斑点が消えない…といった場合は、医療機関への受診がおすすめです。

翌日になってもあまみが消えない原因は、

①急激な温度変化によって血管がダメージを受けた(血管炎)

②皮膚が薄く残りやすい

③血管の状態によって元に戻るのが遅い

など。

「低温やけど」「じんましん」という可能性もあるため、かゆみや痛みがある場合も必ず医療機関を受診しましょう。

5.まとめ

あまみが出やすい人の特徴は、

①自律神経の働きが活性化している人

②血流がいい人

③皮膚がうすい・色白の人

④普段から冷えを感じにくい人

などの特徴があることがわかりました。

ただし、あまみが出る・出ないことは、その日の体調や状態など個人差が大きく影響します。

あまみを出したいからと言って、無理に熱いサウナに入り続けたり、冷たい水風呂に浸かるのは絶対にやめましょう

いつか必ず、心から「ととのった」と思える場所で「あまみ」との遭遇があるはずですよ。

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。