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【2025年最新】ドラマ「サ道」の魅力を改めて考えてみました

サウナコラム

2025年3月26日、ドラマ「サ道」の番外編として放送された『サ道 off-road』。みなさんもうご覧になりましたか?ドラマ「サ道」といえば「サウナブーム」の火付役と言われた超人気作品。2019年7月期放送のシーズン1からはじまり、2024年までに計4回のスペシャルドラマが放送されています!「ドラマをみてサウナにハマった」という方は多いですよね。そこで今回は、改めてドラマ「サ道」の魅力を考えてみました。なぜドラマ「サ道」はここまで多くの方に愛されるのでしょうか。

目次

1.「ととのった〜!」サウナの描写が一つひとつリアルで真似したくなる

1.「ととのった〜!」サウナの描写が一つひとつリアルで真似したくなる

「ととのった〜」の台詞から、キラキラと輝く万華鏡のような世界の中で、身も心もとろけてるような、あの不思議な描写。

「ととのう」を視覚化したことこそ、サ道最大の魅力であり、多くの方が「サ道きっかけでサウナにハマった」という所以ではないでしょうか。「ととのってみたい」と思わせてくれる魅力がありますよね!

全シリーズ通して、実在するサウナ施設が登場することも、サ道の大きな特徴です。ドラマで使われたサウナ室、水風呂、外気浴スペースに自分も実際に入り込むことができます!(ロケ地めぐりも人気)

「サウナに入る前に、きれいに身体を洗う」「水風呂の前はかけ水をしてから」など、基本のマナーを学べる点も魅力を語るうえで欠かせないポイント。「サウナ入ってみたいけど、入り方がわからない」という方には、まず「サ道みてみて!」と教えてあげたいです。

2.「ちょうどいい」が共感を生む。愛すべきキャラクターたち

2.「ちょうどいい」が共感を生む。愛すべきキャラクターたち

静かにそして熱く、サウナを愛するナカちゃん。「偶然、偶然」が口癖で、時にトリッキーにサウナを求める偶然さん。サウナを深く知ることの魅力に気づかせてくれる、博識な蒸し男くん。

この3人のバランス感も、サ道が多くの方に愛される理由のひとつです。

生まれも育ちも、年齢も、働き方もまったく異なるこの3人。ドラマを観ていると「なんだか、ちょうどいいな〜」と感じる場面があります。この「ちょうどいい」の正体、いったいなんなのか考えてみたところ、「好きを視聴者に押し付けない」ことにあるのでは?と感じました。

『サウナは明日を考える人に向いている

サウナは人生を楽しむためにある しかしサウナに入ったからといって 威張る人はひとりもいない』

「サ道off-road」後編より

これは、2025年に放送された番外編『サ道 off-road』で登場した台詞です。『サウナは人生を楽しむためにある』これこそ、3人を表現するのにぴったりだなと。

シリーズを思い返してみると、3人は常にその時々に合ったサウナを楽しんでいます。(サウナ旅を楽しんだり、コロナ禍は「黙浴」の世界を楽しんだり)誰かにサウナの魅力を押し付けることも、サウナに入っていることを自慢することもありません。

3人のそういった「ちょうどいい」姿勢が、よりドラマ「サ道」の魅力を引き立てているのかもしれませんね。

3.「サウナを信じるな」余白が心地いい台詞が静かに刺さる

3.「サウナを信じるな」余白が心地いい台詞が静かに刺さる

サ道を観ていると「いいドラマだなぁ……」と感じる場面が節々にあります。如実にそれを感じるのが「名言」が出た瞬間。

派手な演出はなくても、心にずっと残る言葉をくれる。サウナの楽しみ方だけでなく、人生における考え方まで教えてくれる。サ道は、サウナを通して人生が楽しくなることを教えてくれる言葉が多いんですよね。

筆者が「名言だな〜」と感じる、ドラマサ道の名言を一部ご紹介します。

・ 蒸しZ (ドラマ「サ道」 第12話より)

「若者よ、サウナを信じるな。ととのうとは何か? ただの言葉だ。特別な状態を追い求めてはいけない。なぜなら、そんな状態はこの世に存在しないからだ。幸せを信じ、追い求めることが、幸せでない苦しみを生み出すのだ。サウナとは、身体を温め、水風呂に入り、身体を休める。ただ、それだけのことだ。そこにあるのは、安らぎと喜びだけ。それ以上求めてはいけない。あるがままに、その安らぎと喜びを感じていればいいのだ。サウナを信じるな。」

・偶然さん(ドラマ「サ道2021」 第10話より)

「サウナってさ、全部一緒に見えるだろ。でも、人間と一緒でさ、ひとつひとつ全然違うんだよ。パパに、ばっちり合うサウナもあれば、全然合わないサウナもあるんだよ。でも、だからと言って、ばっちり合うサウナばっかりに行くかというと、そうでもないんだよ。どんなに合わないサウナでも、どこかしらひとつはいいところがあるんだよ。サウナ室が汚くても、水風呂がぬるくても、照明の感じがよかったりとかさ。だから、なるべくいいところを探すようにしてるんだ。人生、そのほうが楽しいから。」

・ナカちゃん(「サ道 off-road」後編より)

「わたし、どうして大垣サウナがこんなにも みんなから愛されているんだろうって、ずっと気になってたんです。でも…少しだけわかった気がしました。お客さんが施設を愛するより前に施設がお客さんを愛してくれてるんだなって」

4.映像も音楽も。ドラマ「サ道」はもはや「観るサウナ」

4.映像も音楽も。ドラマ「サ道」はもはや「観るサウナ」

丁寧に切り取られたサウナや水風呂の描写、まるでサウナの中にいるような心地いい音楽、心にじわりと広がるナレーションの語り口。

サ道を構成されているすべてが、サウナ愛に溢れているところも、見逃せないポイントですよね。

シーンによっては台詞が一切なく、自然音だけが流れる場面もあります。まるで今、自分もサウナに入っているような気分にさせてくれるのも、サ道の表現ならでは。

ドラマを見終わる頃には、サウナに入ったあとに心も身体も光悦感に浸っているような、あったかい気分にさせてくれる。サ道は「観るサウナ」と言えるのではないでしょうか。

5.『サ道 off-road』はもっと深くサウナを愛したくなる作品

2025年3月末に放送された番外編『サ道off-road』を観て、改めてサ道の魅力について考えてみました。

『サ道off-road』は、ナカちゃん、偶然さんが名古屋・岐阜へサウナ旅に出かけるエピソードでしたが、これまでのサ道と変わらず「実際に行ってみたい」を感じられたり、ナカちゃんの台詞にグッとくる場面があったり。節々にサウナ愛を感じる回になっていました。

サ道を観ていると、心がふわっと軽くなるのはきっとわたしだけじゃないはず。これからもドラマ「サ道」は、サウナの魅力を多くの方に届ける作品になるのだと思います。またスペシャル版も放送してほしいです!

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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