サウナに入るとPMSが和らぐって本当ですか?

月経前〜月経開始にかけて発症しやすいPMS(月経前症候群)。自分ではコントロールできない体調不良、気分の起伏に悩まされている方は多いですよね。そんなPMSの症状、「サウナに入ると和らぐ」と感じ方が多いことをご存知でしょうか。なぜサウナに入るとPMSの症状が和らぐのか、サウナとPMSどんな関係があるかなどを解説します。
- 目次
1.そもそも「PMS」とは?
・PMSの症状

月経前〜月経開始にかけて起こる、精神的・身体的症状のことをPMS(月経前症候群)と呼びます。
症状は個人差がありますが、月経前の3日〜10日前になると、腹痛や頭痛、のぼせ、お腹や胸のハリなどの「身体的症状」や、イライラ、不安感、眠気、過食、情緒不安定などの「精神的症状」が現れます。
「いつもより感情のコントロールができないな」「急に怒りたくなったり、泣きたくなったり、気分が不安定だな」「食べ過ぎってわかっているのに食欲が抑えられないな」などなど、女性にとって生理中だけでなく、生理を迎えるまでの期間も不安定になりやすいんです。
・PMSの原因

PMSの原因については、まだ明確にわかっていない部分も多いと言われています。
一般的には、月経前の急激なホルモン変化によって自律神経がバランスを崩してしまい、身体的・精神的になることが原因とされているそうです。
ちなみに、仮にPMSの症状が10日、月経が7日だとすると「女性は月の半分以上身体の不調を感じている」計算になります。「PMSの症状を軽くしたい」と切実に感じながら日々生活している方は、かなり多いのではないでしょうか。
そこで登場するのがサウナ。なぜサウナに入ると PMSが軽くなるのでしょうか?
2.サウナでPMSが軽くなる理由
①血行がよくなってホルモンバランスがととのう

サウナに入ると、身体が温まることで血管が拡張され、血行がよくなります。
子宮周辺の血行促進にも効果が期待できるため、腹部の痛みや不快感を和らげてくれるのです。

血行が良くなることは、ホルモンバランスの安定にもつながります。
ホルモンは血液に乗って全身を巡っているため、血流がスムーズ=ホルモンの運搬・分泌がスムーズに行われるからです。
また、ホルモンバランスを調整する「視床下部」や「卵巣」などにも、血液を通して酸素や栄養がしっかり届くようになるため、ホルモンをつくる・整える働き自体が活性化されるともいわれています!
②自律神経がととのう

自律神経の乱れは、PMS症状と密接に関係しています。
PMSの大きな原因は、ホルモンのバランスが乱れることだといわれています。このホルモンバランスを調整しているのが、脳の「視床下部」という部分です。視床下部は、自律神経の働きもコントロールしている「司令塔」のような存在。
③ストレス解消・リラックス効果

ストレスや生活習慣の乱れも、PMSの症状悪化につながります。
ストレスがかかると、自律神経の「交感神経」が優位に働き、外部の刺激に身体を適応させようとします。こうした緊張状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、結果PMS症状を悪化させてしまうことに。
こうした日頃のストレス解消にぴったりなのが、サウナです。
身体を温める。景色を眺める。呼吸を整えてゆっくりする。自律神経がととのうのはもちろんですが、サウナにおける環境は「副交感神経」を優位に働かせて身体をリラックスさせてくれます。イライラの解消やストレス軽減につながります。
3.PMSを和らげたい!おすすめのサウナの入り方
実は筆者も、年齢を重ねるごとにPMSの症状に悩まされています。
ですが、意識的にサウナに入るようになってから、少しだけPMS症状が和らいだ気がします。(あくまで個人の感想で、個人差があると思いますが)
そこでここでは、筆者の経験談を踏まえて、PMS対策用のサウナの入り方や日頃から意識しているポイントをご紹介します!
・生理前は積極的にサウナに行く

・生理2週間前は外気浴を長めに

・サウナに行けない日は「おうちサウナ」を活用

PMSの自覚症状が出始めてからというもの、「日頃からストレスを溜めない」「毎日湯船に浸かる」ことを意識しています!サウナに行けない日もあるので、その際は【おうちサウナ】を積極的に活用中です。
自宅でもかなり満足度が高いので、忙しくてサウナや温泉に行く時間がないという方は試してほしいですね。
【サウナを意識して取り入れた結果】
わたし自身、以前に比べて少しだけPMSの改善が見られるようになりました。
個人的には「メンタル面」の効果が大きく、以前よりもイライラの減少、気持ちのコントロールが抑えられるようになったと感じています。
- ・感情のおもむくままに言葉が出てきてしまう
- →以前に比べて少しだけ言葉選びが慎重になる
- ・イライラが止まらず、気持ちがコントロールできない
- →「このままだとイライラしそう」と、自覚症状を把握できるように
- ・仕事のやる気が出ず、1日の時間を持て余してしまう
- →短時間ではあるが仕事も可能。ただし現在も無理をしないを意識
4.まとめ
- ・ホルモン機能が正常化する
- ・自律神経がととのう
- ・ストレス解消できる