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サウナで使われる「アロマ」ってどんな効果があるの?

サウナと健康

サウナでもよく使われるアロマ。特に、アロマ水を使ったロウリュは室内に心地いい香りを届けてくれますよね!

心地いアロマの香りに包まれると、とってもリフレッシュできますが、サウナと組み合わせることで具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?

今回はそんなアロマとサウナの関係について、解説していきます!

目次

1.【アロマの基本知識】アロマセラピーとは?

1.【アロマの基本知識】アロマセラピーとは?

いろいろ調べてみるとサウナで使われるアロマは、「アロマセラピー」に該当するようです。


アロマテラピー関連で唯一の公益法人である『日本アロマ環境協会(AEAJ)』のHPには




アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法(※)



とあります。


つまり、アロマの香りには、


・心と体をリラックス、リフレッシュさせる
・心と体の健康を保ち、健やかな日常が送れる
・心と体のバランスをととのえ、自然治癒力を引き出す


などなど、わたしたちの体にとてもいい効果を生み出してくれることが分かります。


こうしたアロマテラピーは、サウナだけでなく、リラクゼーション、スポーツ、介護や医療の現場など、幅広く活用されています。


※引用元:アロマテラピーとは,アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施AEAJ

2.【サウナ×アロマの効果】

アロマの基本知識が理解できたところで、サウナとアロマによって期待できるその効果について解説していきます!

①自律神経を刺激しリラックス効果がプラス

①自律神経を刺激しリラックス効果がプラス

「サウナに入ると自律神経のバランスがととのう」とよく聞きますが、神経系の働きを鎮め、心と身体の働きをリラックスさせるアロマの香りも、自律神経にいい刺激を与えてくれます。

自律神経を構成する「交感神経」と「副交感神経」は、両者のバランスを保つことであらゆる生命維持活動を行っています。この2つのバランスが崩れると、不安感、疲労感、不眠症、息切れ、発熱、めまいなどなど……身体にあらゆる不調が現れてしまうんです。

サウナ浴では、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」を短時間で切り替えることで、乱れていた自律神経のバランスをととのえる……そんな効果が期待できます。サウナ後は、徐々に副交感神経が優位に働くため、心身ともにリフレッシュ効果は絶大です。

そして、ここにアロマが加わることで、リラックス効果をより高めることが可能です。鼻から吸い込んだ香りの成分は、脳へと伝わり、副交感神経を刺激してくれるからです。その結果、いつもよりも深くととのえたり、モヤモヤしていた感情がスッと軽くなったり、帰宅後スッと入眠できたり。

「サウナ」と「アロマ」、この2つの組み合わせには、心と体をよりリラックスした状態へと導く効果が期待できます。

②脳に刺激をあたえストレス軽減へ

②脳に刺激をあたえストレス軽減へ

ふいに感じた香りから、過去の記憶がよみがえることありませんか?この現象は「プルースト効果」と呼ばれるもの。なぜ、においで記憶が呼び起こされるかというと、脳内の感情や記憶をつかさどる「大脳辺縁系」が香りに刺激を受けるからです。

実は、「視覚」・「聴覚」・「触覚」・「味覚」・「嗅覚」の五感のうち、感じ取った感覚を脳へダイレクトに伝えることができるのは「嗅覚」だけと言われています。

嗅覚がキャッチすると「大脳辺縁系」から「視床下部」へと情報が伝わり、体温や睡眠を調整する自律神経、ホルモンの分泌、免疫機能に刺激を与えます。この結果、乱れていた自律神経やホルモンのバランスをととのえ、体の緊張をとぎほぐし、ストレスを軽減する効果が期待できるんです。

つまり、アロマを使ったロウリュやアロマスチームサウナは、脳へ直接的なアプローチをかけられるということ。ダイレクトなアプローチになるので、即効性も期待できます。心地いい香りを嗅ぐとすっきりした気分になりますが、これには理由があったんですね。

いつも以上にイライラしていたり、気持ちがたかぶっている日のサウナこそ、アロマを用いたロウリュやスチームサウナなどが体験できる施設を選ぶといいかもしれません。

③睡眠の質の向上

③睡眠の質の向上

「サウナに入った後はよく眠れる」という方は多いと思いますが、アロマにも睡眠の質を向上させる効果が期待できます

よく眠れない日ほど、寝る直前まで仕事のことでイライラしたり、不安になったり、どこか興奮状態だったりしますよね。ストレスは覚醒効果のある「交感神経」を刺激するため、睡眠時にストレスを感じるとぐっすり眠ることができません。

しかし、睡眠の前にサウナで体を温め、アロマの香りを体内に取り込んでおくと、神経が鎮まり、リラックスした状態で睡眠に入ることができます。特に、「カモミール」や「ラベンダー」の香りは不眠にも効果的。睡眠の質向上を助けてくれるはずです。

先ほど「嗅覚」は、脳へ直接アプローチできる唯一の五感だとお伝えしましたが、香りは脳へ直接アプローチしてくれるため即効性も期待できます。就寝の直前に、自分好みのアロマスプレーを活用したり、アロマペーパーを炊いたりすることで、より良い睡眠時間を手に入れられるはずです。

 

3.まとめ

サウナとアロマ、組み合わせることでどのような効果が期待できるのか解説しました。

次回は、LOCA THE CLASS. AOYAMAで新しく楽しめるようになったアロマの種類や効能について解説します!

 

【LOCA THE CLASS. AOYAMAこだわりのアロマ水が誕生しました】

ぜひ今回の記事と合わせて読んでみてください。

参考文献

参考記事:アロマテラピーのメカニズム,アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施AEAJ


参考文献:​​『サウナスパ・健康アドバイザー公式テキスト 知っておきたいサウナスパの健康知識,公益社団法人日本サウナスパ協会発行,20143,11ページ

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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