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サウナに入っているのになぜか痩せない。サウナの正しい入り方

サウナコラム

「サウナに入ると痩せるって聞いたのに、全然身体に変化がない……」もしかするとそれ、正しくサウナを活用できていないのかもしれません。サウナは、長期的に活用することで、痩せやすく太りにくい身体を目指せる入浴方法です。今回はサウナに入ってもダイエット効果を感じられないあなたに向けて、正しいサウナの入り方をご紹介します。

目次

サウナで痩せないのはなぜ?あなたが痩せない本当の理由

結論からお伝えすると、サウナ浴は「太りにくく痩せやすい身体」をつくるのに効果的です。


ではなぜサウナに入っても思ったようにダイエットが進まないのか……。考えられる5つの理由を解説します!

①1回2回のサウナで痩せると思っている

①1回2回のサウナで痩せると思っている

「サウナ=すぐ痩せる」は大きな間違い。1度や2度サウナに入っても痩せることはありません。


「サウナ=長期的に続けることで、太りにくく痩せやすい身体をつくれる」が正解です。


乱れやすい自律神経をととのえることで、内臓や血管、体温、代謝などあらゆる調整機能のトータルケアが目指せるのがサウナ。継続的、長期的にサウナを続けることは、内なる健康を目指せるということ。


特に、サウナで定期的に血流を流し代謝を向上させることで、肥満の原因となる、脂肪や糖分をエネルギーに変えることができます。結果として太りづらく、やせやすい身体づくりが目指せるんです。

②サウナ前後に甘いドリンクを摂取している

②サウナ前後に甘いドリンクを摂取している

サウナの前後に甘いドリンクを摂取していませんか?実はこれも、サウナで得られるダイエット効果を半減させている行為。


サウナに入ると「ファスティング(断食)」と同じ効果が期待できると言われています。


これは、サウナに入ると代謝スイッチを切り替える「甲状腺ホルモン」が分泌されるから。サウナと水風呂の温冷交代浴によって「この身体は危険な状態だ!」と錯覚することで、代謝スイッチが切り替わり、蓄えていた脂肪や糖分を燃やしてエネルギーをつくり出そうとします。


ただ、サウナ前後に甘いドリンクを摂取してしまうと、代謝スイッチを切り替える「甲状腺ホルモン」が分泌されません。糖分のないドリンクで水分補給をしっかり行うことで、サウナのダイエット効果をより高めてくれます。

③サウナ後にすぐ体重計に乗っている

③サウナ後にすぐ体重計に乗っている

サウナ後、体重計に乗った時は体重が減っていたのに、しばらくしたらすぐに戻ってしまった……。なんてことありませんか?


サウナ後に体重が減っているのは、体内の水分が抜けているから。水分補給をすれば体重が戻るため、「サウナに入ったのに痩せない、むしろリバウンドした……」と思ってしまうのも無理がありません。


ただ「体重を減らしたいから」と言って、十分な水分補給をしないのはNG。脱水症状を起こし、最悪の場合「脳梗塞や心筋梗塞の原因になることも。


サウナ後の体重に一喜一憂する必要はありません。しっかり水分補給をして正しくサウナに入りましょう。

④サウナ後に食べすぎている

④サウナ後に食べすぎている

サウナ後はいつもよりご飯がおいしくて、ついつい食べすぎてしまう……。ダイエット目的でサウナに入るなら、サウナ後の食事量は意識するのがベスト。


なぜなら、サウナに入ると必然的に食欲が湧いてしまうからです。


サウナに入り全身の血流が良くなると、消化器官がよく働き、必然と食欲が湧きます。また、脳への新鮮な酸素の供給と老廃物の排出が進むため、味覚・嗅覚・聴覚などあらゆる感覚が鋭くなります。


つまり、サウナ後の食事がいつもよりもおいしく感じられるのは、五感が鋭くなったから。


ただ、熱いサウナと、冷たい水風呂に適応するべく、サウナ後の身体はエネルギーも消費している状態。食べすぎに注意して、身体へのエネルギー補給は忘れずに行いましょう。

⑥サウナ後はカロリー吸収率が上がる

⑥サウナ後はカロリー吸収率が上がる

サウナ後は必然と食欲が湧くもの。先ほど「食事量」への意識を高めることの大切さをお伝えしましたが、実はサウナ後の「食事内容」も大切です。


サウナで身体がリラックスすると、副交感神経が優位に働き、消化器官の動きが活性化します。その結果、サウナ後は消化と吸収が効果的に行われるため、カロリーの高い食事をとるといつも以上に吸収されてしまうんです。


定期的にサウナに入っているけど、いまひとつ身体に変化を感じない……。食事量も意識しているはずなのに、いまいち効果を感じない……。そんな方はサウナ後の食事内容を意識するといいかもしれません。特に、糖質や脂質が高い食べ物(血糖値を上昇させやすい食べ物)をさけましょう。




【サウナ後におすすめの食事】


そば/パスタ/押し麦/春雨
葉物野菜/ブロッコリー/ピーマン/きのこ
牛乳/チーズ/ヨーグルト/バター
りんご/いちご/みかん/グレープフルーツ





【サウナ後におすすめできない食事】


白米/パン/もち/おかゆ/赤飯
じゃがいも/里芋/ながいも/ にんじん
練乳/ジャム/フルーツ缶



まとめ

「サウナで痩せない……」と感じている方に向けて、サウナ×ダイエットで意識したいポイントを解説しました。


正しくサウナを活用すれば、太りにくく痩せやすい身体を目指すことができます。


ぜひサウナを余すことなく活用して、理想の身体を手に入れましょう!

参考文献

・小林弘幸著,自律神経の名医が教える! サウナのトリセツ,学研プラス,20219月,162-167ページ
・加藤容崇著,医者が教える 究極にととのう サウナ大全,ダイヤモンド社,20237,120-121ページ
加藤容崇著,医師が教えるサウナの教科書,ダイヤモンド社,20203,53-57ページ

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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