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サウナで体温は何度まで上がるの?体に起こるメリットは

サウナコラム

90度近くあるサウナ室。ふと「自分の体温は一体何度まで上がっているんだろう?」と思うことありませんか。

結論からいうと、サウンデ体温は38℃まで上昇すると言われています。体温が上がると、免疫力がアップしたり、疲労回復に繋がったりと、うれしいことばかり。体温上昇は、サウナが健康にいいと言われる理由のひとつです。

この記事では、サウナで体温が上昇するとき体に何が起こるのか、メカニズムやメリットを分かりやすく解説します!

目次

1. サウナで深部体温は「38℃」へ上昇する

サウナ室の温度は90〜100度と高温ですが、体温は38℃を超えることは基本的にありません。

私たちの体の中では「皮膚の表面」と「体の芯」で、まったく違う温度変化が起きています。

皮膚の表面は一気に「40℃」近くまで上昇

サウナ室に入ると、熱気に直接さらされる肌の表面(皮膚温度)は、40度近くまで上昇します。

これは、熱気(輻射熱)が肌に当たったことで、大量の血液が肌の表面に集まり、皮膚の温度が上昇するからです。

体の芯の体温は「38℃」へじわじわと上昇

一方、深部体温(体の芯の体温)が、すぐに上昇することはありません。

日本サウナ学会代表理事の加藤容崇医師の著書『医者が教える究極にととのうサウナ大全』には、

平熱が36.8℃の場合、

・ドライサウナ3セット(91度/15分)

・ウェットサウナ2セット(60度/15分)

これらの条件で、深部体温が38℃に到達するとされています。案外時間がかかると思いますよね。

湯船よりもサウナの方が深部体温の上昇に時間がかかるのは、水が空気よりも効率よく熱を体へ伝えるためです。

サウナスパ健康アドバイザーのテキスト『サウナスパ・健康アドバイザー公式テキスト 知っておきたいサウナスパの健康知識』では、水は空気よりも約600倍速く熱を伝えると説明されています。

90度のサウナに入っても火傷しないもの、空気の熱が体に伝わりにくいという特徴があるからです。

2. サウナで体温が上がる3つの健康メリット

よく「冷えは万病の元」と言いますが、体の芯の温度を上昇させることは、わたしたちの体にどのようないい影響をもたらしてくれるのでしょうか。

細胞を修復する「HSP」が活性化する

深部体温が38℃達すると、体内では「HSP(ヒートショックプロテイン)」というタンパク質が活発に作られ始めます。

HSPには、ストレスや疲労によって傷ついた細胞を修復する働きがあります。

HSPが増えると、

①疲労回復が早くなる

②免疫力が高まる

③シミ予防・美容効果を高めてくれる

④ストレスに強くなる

このようなメリットがたくさんあります!

サウナに入った翌日に「なんだか肌の調子が良い」「疲れがすっきりと抜けている」と感じるのは、このHSPが細胞レベルで体内をメンテナンスしてくれているおかげです。

免疫力がアップし、風邪を引きにくい体になる

深部体温が38℃まで上がると、HSPの働きに加えて、ウイルスや細菌と戦う「免疫細胞」の動きも活性化します。

事実、日常的にサウナに入る人は、入らない人に比べて風邪をひく確率が半分になるという研究データもあるほど。体温を上げることは、健康を維持することに繋がるんですよね。

自律神経リセットでパフォーマンス向上

日常の生活において、体温が「+1℃」上昇することはなかなかありません。しかしサウナに入ると、短時間で深部体温を38℃まで上昇させることができます。

「体温を38℃まで上げる」最大のメリットは、自律神経を強制リセットできることにあります。

サウナ: 交感神経がピークに(深部体温38℃へ)

水風呂: 一気に冷却。さらに交感神経を刺激

外気浴: 一転して副交感神経(リラックスモード)へ

体の芯まで熱が入っていないと水風呂がつらく感じてしまいますが、38℃までしっかり温まっていれば水風呂も心地よく感じられます。

これにより、自律神経が強制リセットされ、心身のパフォーマンスを向上させてくれるんですよね!

3.深部体温を「+1℃」上げる!のぼせないサウナの入り方のコツ

3.深部体温を「+1℃」上げる!のぼせないサウナの入り方のコツ

サウナの健康効果を最大限引き出すためには、体の芯(深部体温)を狙い通りにしっかり+1℃させることが重要です。

どうしたら無理なく体温を上昇させられるでしょうか。ここでは、すぐに実践できる3つのコツをご紹介します。

23セットくり返して「段階的に」芯を温める

サウナに入ってもすぐに体温は上昇しません。きっちり体の芯まで熱を入れ、HSPをたくさん出現させるためには、サウナ・水風呂・休憩のセッションを「2〜3セット」積み重ねるのが最も効果的です。

ただ無理は禁物!大切なのは、回数よりも「質」を高めること。サウナの前に湯船に浸かったり、下段からスタートしたりと、段階的に体温が上がりやすい状態を作り出すことが大切です。

②あぐらや体育座りで、足元までしっかり温める

普通に座っていると、頭だけが先に熱くなって「のぼせ」を起こし、深部体温が上がる前に限界を迎えてしまいます。

そのため、サウナ室では椅子の上で「あぐら」や「体育座り」をするのがおすすめです。頭と足元の高低差をなくすことで、全身に均等に熱がまわり、息苦しさなどを感じることなく、体の芯まで温めることができます。

③サウナハットで長く・心地よく入れる環境をととのえる

頭は、熱にとてもデリケートです。脳に近い頭部が直射熱で熱くなると、深部体温が上がる前であっても、脳が「体温が上がりすぎた!」と錯覚し、危険信号(クラクラするのぼせ状態)を出してしまいます。

そこでおすすめなのが、サウナハットを被ること。

熱気は上に流れやすいため、サウナハットを被ると「のぼせ防止」に繋がります。サウナハットを持っていない方は、タオルで頭や顔の皮膚も覆うと、つらさを感じにくく、しっかりと深部まで温まりますよ!

4. まとめ

4. まとめ

しっかりサウナで温まると、体温は38℃まで上昇することがわかりました。

体温を上げると、疲れがとれたり、免疫が高まったり、自律神経がととのったりといいこと尽くし!

日常生活だけでは、なかなか深部体温が1度上昇することはありません。

サウナを上手に活用することで、健康的な体を目指していきましょう。

参考文献

・加藤容崇著,『医者が教える 究極にととのう サウナ大全』,ダイヤモンド社,2023年7月,33-36ページ ・『サウナスパ・健康アドバイザー公式テキスト 知っておきたいサウナスパの健康知識』,公益社団法人日本サウナスパ協会発行,2014年3月,18ページ
この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。