朝サウナに行くと眠くなる原因。朝サウナと夜サウナどっちが正解?

朝からサウナに入る「朝サウナ」。身体がシャキッとして朝から効率的に動けたり、集中力が高まって効率的に勉強・仕事ができたり、化粧ノリが良くなったり……多くのメリットが聞こえてきます。一方「朝サウナすると眠くなる」と、日中の行動に支障を感じている方もいるようです。実際のところ、朝サウナは本当に身体にいいのでしょうか?また、朝と夜、どのタイミングで入る方がいいのかも合わせて考えていきます。
- 目次
1.朝サウナで眠くなるのは「夜と同じ入り方」をしているから
朝サウナで眠くなる方、夜サウナと同じルーティンでサウナに入っていませんか?
メリットの多い朝サウナですが、あやまった入り方をしてしまうと、日中急激な眠気に襲われてしまうんです。
ここでは、そんな「朝サウナ」の注意点をご紹介します!
①1〜2セット程度にとどめておく

朝サウナは「セット数」に気をつけましょう。
朝からサウナ→水風呂→外気浴を3セットくり返ししてしまうと、副交感神経(=リラックスモード)が優位に働き、その後眠気を感じやすくなってしまうんです。
「集中力を上げたい」「日中のパフォーマンスを上げたい」もしもそのような理由で朝ウナにチャレンジするなら、セット数は1~2セットにとどめておきましょう。(サウナに慣れてしない方は、1セットがおすすめ!)
②サウナ・水風呂に入りすぎない

セット数も大切ですが、サウナ・水風呂に入浴する時間も重要です。
サウナは、5分程度の入浴ですませます。水風呂は10秒程度、もしくは省略してシャワーで代用しましょう。
サウナや水風呂に長く入りすぎてしまうと身体に負荷がかかり、日中だるさを感じたり、眠気を感じやすくなったりと、パフォーマンスの低下につながるからです。
朝サウナは、体温を軽く上昇させる程度をイメージする。この意識があると失敗しにくいですよ。
③休憩時間を短くするorしない

朝サウナの「休憩」の取り方は、とくに気をつけたいポイントです。
夜と同じように、ゆっくり時間をかけて休憩したり、ベッドに横になったりすると、副交感神経が優位に働いてしまうからです。
なぜ、副交感神経が優位になるのを避けたいかというと、身体が入眠しやすい状態に切り替わってしまうためです。
副交感神経が優位に働くと、深部体温(=体の中心の体温)は低下し、手足の温度は上昇し、身体が入眠しやすい状態に切り替わってしまいます。
朝サウナは、
- ・休憩しないという選択肢もあり
- ・休憩する場合はイスに座る
- ・休憩する場合は、2〜3分程度の短時間で
- ・横になるのはNG!(副交感神経⬆︎)
ぜひこれらのポイントを意識してみてください。
2.朝サウナ・夜サウナ「目的別」で入る時間を選ぶのが正解

朝サウナと夜サウナ、どちらに入るのが正解なのか、疑問に感じている方も多いようです。
朝サウナと夜サウナは、入り方によって得られる効果が異なります。そのため、目的に合わせて入る時間帯を選ぶことがおすすめです。
①朝サウナがおすすめな人

- ・1日を活動的に過ごしたい
- ・集中力が必要な予定がある
- ・朝のむくみを解消したい
- ・早起きの理由がほしい
- ・混んでいるサウナが苦手
朝からサウナに入ると、身体と脳がすっきりして気分よく1日をスタートできます!活動的な1日を送りたい方に朝サウナはぴったりです。

- ①眠気が覚めて脳がシャキッとする
- ②血流が巡って疲労回復
- ③むくみ解消・肌つやアップ
- ④集中力が上が活動モードに
一方、注意したいポイントもあるので要チェックです!
- ①入り方をあやまると日中眠くなる
- ②入りすぎる(時間・セット数)と身体の負担に
- ③起床後すぐに入ると脱水の危険性が高まる
- (起床から1時間を目安にサウナに入るようにする+十分な水分補給を行う)
②夜サウナがおすすめな人

- ・睡眠不足が続いている
- ・疲れが溜まっている
- ・ストレス解消したい
- ・脳をスッキリさせたい
- ・肌トラブルを改善したい
身体を活動的にしてくれる朝サウナに対し、夜サウナは身体を休息・リセットするのに向いています。
サウナ→水風呂→休憩を2〜3セット行うことで、「血流改善」「自律神経の正常化」が進み、肉体疲労・精神疲労・脳疲労解消にはもってこいです。

一方、夜サウナにも注意点があります。十分な休憩時間を設けないと、かえって交感神経が優位になってしまい、寝つきが悪くなる点です。
就寝前のサウナは、2~3時間前がいいと言われています。徐々に深部体温を下げていくために、水風呂後は休憩時間をしっかり設けてください。夜サウナは横になっての休憩もおすすめです!
3.まとめ
朝サウナで眠くなってしまう原因は
- ①夜サウナと同じようなセット数で入っている
- ②短時間で済ませず、長時間入浴している
- ③休憩時間が長すぎる
などが考えられます。
- ・1〜2セットで済ませる
- ・サウナ、水風呂ともに短時間で
- ・休憩しないorイスに座って短時間で休む
- ・最初から高温サウナに入らない(血圧の急上昇予防)
- ・朝は脱水気味。十分な水分補給を行う
ぜひこれらのポイントを意識してみてください。
また、「朝サウナ」と「夜サウナ」どちらかが正解というわけではなく、「目的別」に入る時間帯を選ぶのがおすすめです。
- 朝サウナ:活動的な1日にしたいとき
- 夜サウナ:身体の休息モードにしたいとき