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サウナと自律神経の関係性|サウナで自律神経がととのうとどう変わる?

サウナと健康

サウナに行くと自律神経がととのう——。サウナ好きのみなさんなら、一度は耳にしたことがあると思います。そもそもサウナで「自律神経」がととのうと、どんな変化が起こるのでしょうか?また、自律神経のバランスが崩れると、どんなことが起こるのでしょうか?今回は、サウナで自律神経をととのうと、どんな変化が起こるのかについて深掘りしていきます。

目次

サウナで自律神経がととのうとどう変わる?

サウナ、水風呂、外気浴……。サウナ浴による刺激によって、自律神経がととのうと言われています。では、具体的に自律神経がととのうとどのようなことが起こるのでしょうか?

「そもそも自律神経とは?」という方はサウナと自律神経の関係性|サウナで自律神経がととのう理由をご確認ください!

1.睡眠改善

1.睡眠改善

サウナに入ったあとはよく眠れる。実はこれも、自律神経の働きが大きく関係しています。

就寝時、スッと入眠するためには、副交感神経を優位に働かせる必要があります。就寝時に交感神経、つまりは覚醒モードの状態が優位になっていると、十分な睡眠をとることができません。寝たのに疲れが取れない、寝つきが悪いなども、自律神経のバランスの乱れが関係しています。

つまり、自律神経が乱れたままだと、より良い睡眠を得られないということ。そんな乱れをととのえるのが、サウナです。

人間の身体は、中心部の体温「深部体温」が低下すると、休息モードに切り替わるようになっています。深部体温は一度上昇すると、そのあとは下がりやすくなるという特徴があるため、深部体温をグッと上昇させられるサウナは、睡眠改善にとても効果的です。

サウナで睡眠改善を目指す方は、サウナに入るタイミングもとても重要です。ぜひサウナと睡眠の関係】就寝の何時間前にサウナに入るとよく眠れる?も合わせて読んでみてください。

2.メンタル回復

2.メンタル回復

サウナに入ったあとは気持ちが穏やかになったり、気持ちがスッキリしたり、メンタル面にいい影響が出ると感じる方は多いと思います。

実はこれも、自律神経がととのうことによって得られるもの。

長時間緊張したり、ストレスを感じたりすると、わたしたちの脳は疲労を感じ、自律神経の活動が低下します。これは、意図時に身体の活動を低下させることで、身体が「休息」の必要性を訴えるからだと言われています。

ここで有効なのがサウナ。

サウナに入ることで、血流が改善し、脳に新鮮な酸素が運び込まれます。また、同時に疲労物質の回収が進むため、脳そのもののコンディションを向上させてくれるんです。また、交感神経・副交感神経に刺激を与えることで、自律神経の活動機能を上昇させてくれます。

サウナに入ると幸せホルモンの「オキシトシン」が分泌され、イライラがおさまるとも言われています。これは、サウナで身体が温まることで、オキシトンの分泌を促す腸の機能が向上するからです。

サウナに入ると幸せホルモンが分泌される……ぜひサウナに入って実感してみてください!

3.集中力アップ

3.集中力アップ

サウナに入ると、集中力がアップします。これはサウナで血流がよくなり、脳に新鮮な酸素が運ばれ、老廃物の回収が進むからです。

自律神経には血管調整機能という大きな役割があります。サウナで自律神経機能が向上すると、血液の流れが良くなり、脳疲労の解消が期待できます。これにより、いつもよりも集中できる、仕事がはかどるといった効果を生み出してくれるんです。

ただ、サウナに入ってしばらくすると、深部体温が低下し、身体が休息モードへと切り替わります

サウナ、水風呂、外気浴を3セットも4セットもくり返すと必ず眠くなります。集中力アップを目指してサウナに入る場合は、軽く1〜2セット程度にとどめるのがおすすめです。

4.痩せやすく、太りにくい身体へ

4.痩せやすく、太りにくい身体へ

サウナで自律神経がととのうと、血流が良くなり、細胞が活性化することで「代謝」が向上します。

代謝とは、吸収した栄養素をエネルギーに変える働きのこと。代謝が悪いと、栄養素がエネルギーに変わることなく蓄積されてしまうため、肥満の原因へとつながります。一方、代謝が良くなると、脂質や糖質をエネルギーに変える動きが活性化するため、脂肪が体に蓄積しにくくなります。

つまり、サウナで血流をあげて、代謝を向上させることで、太りにくく、痩せやすい身体を目指せるということです。

5.生活習慣病予防

5.生活習慣病予防

肥満、糖尿病、高血圧、心筋梗塞などなど……。生活習慣病は、食生活・運動・睡眠・喫煙・飲酒などの習慣が発症に大きな影響を与えると言われています。

生活習慣病を予防するには、よりよい食生活を送り、適度な運動をし、良質な睡眠を心がけることが必要です。そしてサウナには、食事・運動・睡眠により良い効果をもたらしてくれます。

まずは食事。サウナに入ると食欲が増進します。これは、サウナで腸が温められることで、機能が向上するからです。次に、運動。サウナに入ると、血流改善が期待できるため、運動したようなほど良い疲労感を感じることができます。そして睡眠。サウナに入ると睡眠改善が期待でいることは、前述の通りです。

あらゆる生活習慣病には、血管・血液の状態が大きく関係していると言われています。血流改善が期待できるサウナには、生活習慣病を予防する効果が期待できるということです。

また、サウナに入ると腸があたためられたことで、免疫力向上も期待できると言われています。まさにサウナは、身体を内側を”ととのえる”存在というわけです。

自律神経のバランスが崩れると起きること

自律神経をととのえることで、得られるものは非常に多いですよね。一方で、「自律神経のバランスが崩れたままだと、一体どんなことが起こるの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?

自律神経のバランスが崩れた状態で現れる症状は以下の通りです。

疲れが取れない/イライラする/頭痛がする/腹痛/食欲がない/よく眠れない など…

この状態を放置してしまうと「自律神経失調症」という病気の原因になりかねません。さらに放置すると、場合によって「うつ病」をするケースもあります。それほど、自律神経のバランスをととのえることは重要です。

ただ、現代において自律神経をバランスを崩さない生活を送るのは、不可能とも言われています。ストレス、長時間労働、人間関係、睡眠不足、SNSなどの情報過多、パソコンやスマホによるブルーライトの刺激などなど……。乱れる要因が多様にあるからです。

大切なのは、乱れた自律神経のバランスをととのえる習慣を身につけることです。サウナは運動や食生活の改善に比べて、比較的チャレンジしやすいですよね、自律神経をととのえるための習慣として、ぜひみなさんの生活にサウナを取り入れてみてください。

まとめ

サウナと自律神経の関係性について解説しました。

サウナで乱れた自律神経をととのえることは、わたしたちの身体により良い効果をもたらしてくれます。

最近ちょっと疲れが抜けないな、だるさが続くな、眠れないな、心が重いな……そんな体のサインが出たらぜひ、サウナで自律神経のバランスをととのえてあげてください。

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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