サウナに行くペースはどのくらいがいいですか?適正なサウナ頻度について
心身をととのえてくれるサウナ浴。どのくらいの頻度で入ると健康にいいのか気になりますよね?そこでこの記事では、サウナに行く適切なペース、頻度を提唱している、書籍や人物を紹介します。適切なサウナのペースを見つけたい方は必見です。
- 目次
1.日本サウナ・スパ協会は「週に2回」を推奨している
日本サウナ・スパ協会が発行する『知っておきたいサウナ・スパの健康知識』では「サウナの最適な頻度」について
『週に2回くらいがよい』(※1)
と記しています。
日常生活の中で無理なくサウナを習慣としていることを推奨しているようです。
2.週4〜7回サウナに入ると、あらゆる疾患予防につながる研究結果がある
アメリカのメイヨー・クリニックが発表したレポートによれば、サウナは週4回以上入った方が健康にいいという報告があるそうです。
レポートによると、週に1回しかサウナに入らない人と週に4〜7回サウナに入る人を比較したとき、
・心筋梗塞は52%減少
・アルツハイマーは65%減少
・認知症は66%減少
・うつ病を主とする精神科疾患は77%減少
(※2)
という結果が出ました。
「健康=血流がいいこと」とよく言いますが、日常的にサウナに入ると血行促進効果が期待できます。全身の血行がよくなると、新鮮な酸素や栄養素が全身の細胞に届けられ、同時に疲労物質も回収してくれます。
日常的なサウナで全身のパフォーマンスが向上した結果、あらゆる疾患の予防につながると考えられるでしょう。
3.サウナドクターは「毎日サウナ」を推奨している
日本サウナ学会代表理事であり、現役医師(サウナドクター)の加藤容崇さんの著書「医者が教える 究極にととのう サウナ大全」の中に、
(サウナは)『入れば入るほどいいわけではないけど、毎日入る方がいい』(※3)
と記述されています。
同じくサウナについて書かれた著書「医師が教えるサウナの教科書」の中でも
『サウナは健康効果が高いし、パフォーマンスも上がるので毎日入るのがおすすめ』(※4)
と、サウナは毎日入った方が健康効果が高いことを記しています。
また加藤さんは、温度でも時間でもなく「心拍数」を目安にサウナに入っているそうです。サウナは軽い運動程度の負荷がかかるため、通常時(=リラックスしているとき)の2倍の脈数になったらサウナ室から退出しているとか。
身体に負荷をかけすぎないよう、明確に数値として表れる心拍数を意識しているところが、さすがドクターですよね。
4.自律神経の名医は「ほぼ毎日サウナ」に入る
自律神経の名医である小林弘幸氏の著書、『自律神経の名医が教える! サウナのトリセツ』の中に
『毎日ほぼ欠かさず、サウナに入ることが習慣となった』(※5)
という記述があります。
小林さんは、日によってサウナや水風呂に入る時間を調整しつつ、水風呂の温度や体調によって、水風呂に入るのか、水シャワーで済ませるのか決めているそうです。
サウナに入る時間や頻度よりも、自分自身が「心地いい」と思える「感覚」を大切にしており、熱すぎるサウナや、10度以下の冷たい水風呂に入ることはせず、無理なくサウナに入ることを意識されているとか。
心地良さを大切にすることで自然と身体がリラックスでき、乱れがちな自律神経に大きな影響をもたらしてくれそうですね!
5.サウナモデルは「毎朝サウナ」に入る
日本最大級のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」でモデルを務める女優の清水みさとさん。
2024年6月に公開されたばかりのとあるWeb記事のインタビュー(※6)で、清水さんは「毎朝サウナに入る」「最近は朝夜の一日2回入る」と、語っていました。
かなり多い頻度ですよね!
とはいえ、清水みさとさんは19歳の頃からサウナに入るベテランのサウナー。長くサウナに向き合ってきたからこそ、自分に合ったサウナの頻度を確立している人だということですよね。
6.マンガサ道の作者は「10年間毎日サウナ」に入り続けている
「マンガ サ道」の作者であるタナカカツキ氏のエッセイ『サ道 ととのいの果てに』の中に、
『「サ道」を出してから10年経ちました。サウナには今もほぼ毎日入ってます』(※)
と書かれた手書きのメッセージがあります。
エッセイ内のエピソードによると、タナカカツキ氏は毎日同じ時間に、同じサウナ施設に足を運んでおり、体調がぶれない、毎日安定した体調で過ごしていることが書き綴られています。
タナカカツキさんの場合、毎日サウナに入ることが習慣化されています。長い年月をかけてサウナに入ることが日常のルーティンに組み込まれているため、むしろ入らない方が身体によくない、なんてこともあるかもしれませんね。
7.自分に合うサウナの頻度を見つけよう
1.日本サウナ・スパ協会は「週に2回」を推奨
2.週4〜7回サウナに入ると、あらゆる疾患予防につながる研究結果がある
3.サウナドクターは「毎日サウナ」を推奨
4.自律神経の名医は「ほぼ毎日サウナ」に入る
5.サウナモデルは「毎朝サウナ」に入る
6.マンガサ道の作者は「10年間毎日サウナ」に入る
引用・参考文献
※1:引用元: 『サウナスパ・健康アドバイザー公式テキスト 知っておきたいサウナスパの健康知識』,公益社団法人日本サウナスパ協会発行,2014年3月,20ページ
※2:引用元:加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月,121ページ『サウナは毎日入るのが最も健康にいい』より
※3:引用元:加藤容崇著,『医者が教える 究極にととのう サウナ大全』,ダイヤモンド社,2023年7月,120-121ページ
※4:引用元:加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月,121ページ『サウナは毎日入るのが最も健康にいい』より
加藤さん入り方:参考文献:加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月,121ページ
※5:引用元:小林弘幸著,『自律神経の名医が教える! サウナのトリセツ』,学研プラス,2021年9月,33ページ
参考文献:小林弘幸著,『自律神経の名医が教える! サウナのトリセツ』,学研プラス,2021年9月,33ページ
参考文献:フイナム,「清水みさとがベタ惚れする、ウィルキンソンとサウナの素敵な関係。」
※7:引用元:タナカカツキ著,『サ道 ととのいの果てに』,PARCO出版,2023年3月,004ページ
参考文献:タナカカツキ著,『サ道 ととのいの果てに』,PARCO出版,2023年3月,187ページ