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「サウナで痩せる」はウソ?ホント?サウナが逆効果と言われる理由も解説します

サウナQ&A

「サウナに入ると痩せる」「いや、サウナで痩せるなんてウソ」【サウナダイエット】で検索すると、両極端な情報があふれていますよね。「もうどれを信じていいのかわからない……」そんな方に向けて、今回はサウナとダイエットに関する疑問を一つひとつ解消していきます。最後まで読めば、サウナを上手に使って理想の体に近づけるかも……?

目次

1.サウナはダイエットに逆効果なの?

1.サウナはダイエットに逆効果なの?

「サウナがダイエットに逆効果」だと言われるのは、

1.サウナ後、体重は減るのにすぐ戻るから

2.サウナ後、カロリー吸収率が上がるから

3.サウナ後、ご飯がおいしくて食べすぎてしまうから

などの理由が考えられます。

実際、サウナ直後に体重を測ると、入る前より体重が減っているため「サウナにが入ったから痩せた!」と勘違いしてしまうのも無理はありません。しかし、サウナ直後に体重が減ったのは、汗が排出されて、体内の水分が失われたからにすぎません。

また、サウナ直後は胃腸が活発に働くため、カロリーの吸収率も上がり、食欲が増します。「サウナに入って体重が減ったからちょっと食べても大丈夫!」と、食べすぎると肥満につながるため「サウナに入っても痩せない」「サウナダイエットは逆効果だ」といった意見があるのかもしれませんね。

「サウナに入るとすぐに痩せる」はウソ、ただし「サウナにはダイエット効果がある」はホントです。次でくわしく解説します。

2.サウナにダイエット効果があるのはなぜ?

結論から言うと、サウナは「痩せ体質」をつくる効果があります。

つまり「サウナはダイエットに効果がある」はホント。ただし「あくまで長期的なダイエットに向いている」ことを覚えておきましょう。

では、なぜサウナに入ると、太りにくく、やせやすい体質になれるのか、くわしく解説していきます。

①代謝が上がるから

①代謝が上がるから

サウナに入ると、代謝を向上させることができます。

サウナに入ることで、自律神経をととのえ、交感神経・副交感神経にそれぞれ刺激を与えられるからです。自律神経をととのえることで、内臓、代謝、体温、血流、全身の調整機能が正常に働きます。自律神経をととのえる=全身のトータルケアとはまさにこのこと。

自律神経が正常に働くことで、血流が良くなり、代謝も向上します。

代謝が向上すると、肥満の原因となる、脂肪や糖分をエネルギーに変えてくれるため、結果として太りづらく、やせやすい体質をつくることができるんです。

ちなみに、代謝の向上は、サウナに入る時間を長くするよりも、サウナに入る回数を増やす方が効果的サウナを習慣化することもダイエットの第一歩と言えますよね。

②ファスティング(断食)効果があるから

②ファスティング(断食)効果があるから

実は、サウナに入ると「ファスティング(断食)」と同じ効果が期待できると言われています。

断食は、意識的にエネルギー補給をしないことで、体内に貯蓄されていた脂肪や糖分をエネルギーを燃やし、ダイエット効果を得るもの。エネルギーの消費は最短で16時間ではじまると言われています。

断食はつらい分、体内リセットに効果的ですが、サウナならわずか20分〜30分ほどで貯蓄されていたエネルギーを消費させることが可能です。

サウナに入ると代謝スイッチを切り替える役割を担う「甲状腺ホルモン」が分泌されるからです。なぜ、サウナに入ると「甲状腺ホルモン」が分泌されるかというと、サウナと水風呂の温冷交代浴によって「この身体は危険な状態だ!」と錯覚し、蓄えていた脂肪や糖分を燃やしてエネルギーをつくり出そうとするからです。

サウナに入るだけで、断食と同じ効果が得られるなんて得した気分になりますよね!

③むくみが取れるから

③むくみが取れるから

飲み過ぎ、食べ過ぎ後によく現れる身体の「むくみ」。

主に、むくみの原因は塩分の過剰摂取と言われています。

「人間の体の60%は水分」とよく言われますが、塩分過多の食事が続くと「体内の塩分濃度が高くてまずい!濃度を下げてなくては!」と、体内の水分量が増加します。これがむくみの原因です。

サウナに入ると、大量に汗をかくことができるため、体内に溜まった水分、塩分を排出することができ、むくみ解消に効果的。

ちなみに、「塩サウナ」はむくみ解消に非常に効果的と言われています。塩を身体の表面に塗りしばらく待つと浸透圧の効果によって発汗が促され、むくみが取れやすくなるからです。

「ちょっとでもむくみを取りたい」「シャープな印象に仕上げたい」そんな時は、塩サウナがある施設を選ぶのもおすすめです。

3.サウナのダイエット効果を高めるためには?

最後に、サウナ×ダイエットの効果を高めるために気をつけたい、注意項目を3つご紹介します!

1.サウナ飯の食べ過ぎに注意

1.サウナ飯の食べ過ぎに注意

サウナに入ったあとは、いつもよりご飯がおいしく感じられますよね。これは「胃腸の動きが活性化した」「副交感神経が優位になり、消化・吸収機能が高まった」この2つの理由からです。

つまりサウナ後は、普段よりもご飯が感じられて食欲が出る+吸収率も上がって普段よりも脂肪を吸収しやすい状態ということ。

サウナ後はついついがっつり飯が食べたくなりますが、ダイエットを目的にしている場合は、脂質・糖質の低い食事にとどめ、食べすぎないよう注意しましょう!

2.サウナ前・サウナ中の糖分摂取に注意

2.サウナ前・サウナ中の糖分摂取に注意

サウナに入ると、代謝スイッチの切り替えを担う「甲状腺ホルモン」が分泌され、代謝がアップし、太りにくくやせやすい体質をつくることは、先ほどご説明しました。

ここで注意が必要なのが、サウナ前やサウナ中に「糖分」の入ったドリンクを摂取してしまうと甲状腺ホルモンが分泌されないということ。

ファスティキング目的でサウナに入る場合は、糖分のないドリンクで水分補給をしっかり行うこと、糖分の入ったドリンク補給はサウナ後にするのがおすすめです!

3.サウナだけで痩せようと思わないよう注意

3.サウナだけで痩せようと思わないよう注意

サウナとダイエットの効果を高める上で、もっとも大切なことは「サウナだけで痩せようとしない」ことかもしれません。

サウナに入れば、代謝も向上し、ファスティング(断食)と同じ効果が得られ、太りにくく、やせにくい体をつくることができます。ただし、サウナだけで痩せることはできません。

しっかりと効果を高めるためには、サウナ後の食事内容もしっかり意識する必要がありますし、何よりも1回サウナに入っただけで痩せることはできません。

あくまでサウナはダイエット、健康な身体づくりのサポート的存在として長期活用するのがおすすめかもしれませんね。

ぜひみなさんも、サウナを上手に活用して、さらに健康的な身体を手に入れましょう!

参考文献

・加藤容崇著,医者が教える 究極にととのう サウナ大全,ダイヤモンド社,20237,120-121ページ


加藤容崇著,医師が教えるサウナの教科書,ダイヤモンド社,20203,53-57ページ

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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