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サウナ=有酸素運動?サウナは運動の代わりになる?

サウナコラム

体温を上げ心拍数を高めて、汗をかく。運動とサウナ、近いものを感じますよね。サウナは運動の代わりになるのか気になる方は多いのではないでしょうか。今回はそんな疑問を解消していきます!

目次

1.結論:サウナ=完全に運動の代わりにはなれない

1.結論:サウナ=完全に運動の代わりにはなれない

結論からお伝えすると、サウナは完全に運動の代わりにはなれません。

運動によって得られる大きな効果のひとつとして「筋力の向上」が挙げられますが、サウナに入っても、筋力の向上を目指すことは難しいからです。

ただし、「健康的な体型維持」「生活習慣の予防」「血行促進による、肩こり・冷え性の軽減」「ストレス解消」など、サウナで運動と同じ効果が期待できる部分があるのも事実。

そうつまり、サウナは完全に運動の代わりにはなれませんが、一部代わりになれる部分があるんです。

2.サウナが運動の代わりになれる部分

具体的に「サウナが運動の代わりになれる部分」とはどういったものでしょうか?

調べてみると、運動と同じく「健康な身体を維持する」ことにサウナが長けていることがわかりました!

①太りにくく、痩せやすい身体づくりを目指せる

①太りにくく、痩せやすい身体づくりを目指せる

身体を動かすことでエネルギーを消費する運動は、代謝向上させ、太りにくく痩せやすい身体づくりを目指せます。

サウナも同じく、代謝を向上させることができます。

サウナに入ることで、自律神経をととのえ、交感神経・副交感神経にそれぞれ刺激を与えられるからです。自律神経がととのうと、代謝の調整機能が正常に働きます。 代謝が向上すると、肥満の原因となる、脂肪や糖分をエネルギーに変えてくれるため、長期的にサウナを続けると結果として太りづらく、やせやすい身体づくりを目指すことができるんです。

②生活習慣病の予防を目指せる

②生活習慣病の予防を目指せる

生活習慣病とは、不適切な食生活、運動不足、過剰なストレス、過度な飲酒や喫煙などの「生活習慣」が原因となってもたらされる病気の総称のこと。

例えば、肥満症、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症などが挙げられます。

これらの疾患の大きな要因として考えられているのが「血流障害」です。

運動習慣をもつことと同じく、定期的なサウナ浴も血流改善に効果的。サウナと水風呂、そして外気浴をくり返すことで、血管が鍛えられるサウナ浴は、運動が苦手な人にもおすすめです。

③免疫力の向上を目指せる

③免疫力の向上を目指せる

免疫力とは、簡単にいうと細菌やウイルスなどの「病原体」が体内に侵入するのを防ぐ・排除する働きのこと。

血流・リンパの流れを良くする適度な運動は、免疫力を高めてくれます。

そして同じくサウナでは、

①血流が良くなり、免疫細胞の働きが活性化する ②身体が温まり、免疫細胞があつまる腸が活性化する ③細胞修復機能があるヒートショックプロテインの分泌が増える

以上の理由から免疫力の向上を目指すことができるんです。

④肉体疲労軽減が期待できる

④肉体疲労軽減が期待できる

ウォーキング、ジョギング、ランニング、サイクリング、水泳、エアロビクスダンスエクササイズなど、筋肉の収縮のために酸素をエネルギーにする「有酸素運動」は、肉体疲労の軽減に効果的です。

有酸素運動によって血流が良くなると、不要な老廃物、乳酸菌などが排出するため疲労回復効果が期待できるからです。(※過度な運動、無酸素運動では疲労回復はのぞめません)

サウナも同じく、温冷交代浴効果により血流改善が期待できます。運動と同じく肉体疲労の軽減に効果が期待できます。

⑤ストレス解消が目指せる

 ⑤ストレス解消が目指せる

運動すると気分がスッキリしてストレス解消できますよね。

・身体の緊張が解け、ストレスホルモンの分泌が抑制される ・脳が活性化し、幸せホルモン「セロトニン」の分泌が促される

などの理由が挙げられます。

サウナも同じく、身体が温まることで筋肉の緊張が解けリラックスできたり、セロトニンの分泌が活性化すると言われています。

⑥睡眠の質の向上が目指せる

⑥睡眠の質の向上が目指せる

運動した日の夜は、自然と身体が眠くなりますよね。これには脳の温度変化や自律神経が関係しています。

そしてサウナも同じく、睡眠の質の向上を目指すのに最適です。

サウナの温冷交代浴効果によって、乱れていた自律神経のバランスがととのうことがひとつ。もうひとつは、就寝前に深部体温(=)をサウナで上昇させることで、身体を入眠しやすい状態にできるからです。

サウナに限らず、就寝の3~4時間前に深部体温を上昇させることで入眠しやすくなるため、就寝前のサウナや適度な運動は睡眠の質を高めてくれますよ。

3.「運動×サウナ」を組み合わせるとよりいい

3.「運動×サウナ」を組み合わせるとよりいい

サウナは、完全に運動の代わりになることはできませんが、運動とサウナの組み合わせは、相性はばつぐんです。

軽い運動前のサウナ ↓ 身体を温めウォーミングアップに最適 ※激しい運動前、筋トレ前はNG

運動後のサウナ ↓ 疲労回復・リカバリーケアに最適 ※水風呂でアイシング→サウナの順番で筋肉痛を和らげる効果も

運動前と後、どのタイミングでサウナに入るべきかは、どんな効果を得たいのかでちがってきます。また、サウナ浴はある程度体に負荷がかかる行為です。運動同様に、無理は禁物です。

4.まとめ

サウナは完全に運動の代わりにはなれません。 ですが、運動の代わりになれる部分もあります。

サウナが運動の代わりになれる部分

①太りにくく、痩せやすい身体づくりを目指せる ②生活習慣病の予防を目指せる ③免疫力の向上を目指せる ④肉体疲労軽減が期待できる ⑤ストレス解消が目指せる ⑥睡眠の質向上が目指せる

運動が苦手なこそ、サウナを活用して健康な身体を目指しましょう。

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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