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男性専用サウナが多いのはなぜですか?

サウナコラム

新しいサウナ施設ができても”男性専用”ばかりで残念……。サウナブームと呼ばれた2019年以降、都内だけでなく地方にも新しいサウナ施設が続々とオープンしていますよね。ただ、その多くは「男性専用」であることが多く、サウナ愛好家の女性たちからは不満の声も多いのです。そこで、なぜ男性専用施設のオープンが相次いでいるのか、調べてみました。筆者がサウナ施設への取材で聞いた生の声も交えつつ、明確な理由と根拠を説明します!

目次

1.男性の方がサウナマーケットが大きい

1.男性の方がサウナマーケットが大きい

まずは、データを元になぜ男性専用サウナが増えているのか見ていきましょう。

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが、日本全国の男女(20~69歳)を対象におこなった「サウナに関する調査(2024年)」によると「サウナが好き」と答えた男性は全体の45%、女性は33%という結果でした。

男性は過半数に近い方が「とてもすき」「やや好き」と答えているのに対して、7割の女性は「あまり好きではない」「全く好きではない」と答えていることが分かります。

実は、2021年の調査でも同じような結果が出ている調査があります。

▲引用:LINE株式会社 プレスリリースより

LINEリサーチが日本全国の男女(15歳~59歳)を対象におこなった「サウナの好きな割合・サウナの好きなところ」(2021年)の調査結果によれば、「サウナは好きですか?」という質問に対し「好き」と答えたのは、男性の6割・女性は4という結果でした。

それぞれ調査方法、対象の年齢は異なるものですが、2021年〜2024年の3年間で、サウナが好きだと答える男女比の差に大きな変化はないことが分かります。

仕事柄サウナ施設の方のお話しを聞く機会が多い筆者は、現場に立つ方々から「男女比を比べると、男性ユーザーの方が多い」という声を聞くことが多いです。

こうしたデータから見ても、

サウナ市場では男性人気が根強く、新店舗の多くが男性向けとしてオープンしている

のも納得です。

2.新規店舗をつくるときは「広さ」に限界が生じやすい

2.新規店舗をつくるときは「広さ」に限界が生じやすい

「少なからず女性の需要もあるわけだから、女性が入れるサウナがもっとあってもいいのでは?」

そんな風に感じる方もいるかもしれません。おっしゃる通りです!筆者もひとりのサウナ好きとして、もっと女性が入れるサウナが増えたらいいな〜と常々思っています。

ただ、現実的に考えると、確かに実現するのってそんな簡単じゃないよなと思うんです。

多くの業者がまず直面するのが「敷地の広さ」にあるとか。

男女それぞれに脱衣所・浴室・サウナ室・水風呂・休憩スペースを設けたいとなれば、それ相応の広さや高さ(建物)が必要ですよね。もちろん、それに伴い莫大な予算も必要……。

実際、「本当は男女どちらも入れる施設を作りたかったんですが……」と語ってくれる施設の方はとても多いです。

現実的に考えたとき、

「サウナが好き」「サウナに興味がある」と感じる人が多い男性に向けた施設が増えるのは、自然な流れ

と言えるのかもしれません。

3.新店舗の多くは「レディースデー」を設けてくれている

3.新店舗の多くは「レディースデー」を設けてくれている

とはいえ「最新のサウナ施設を体験してみたい!」と感じている女性は多いですよね。

その声、実はしっかり施設側にも届いているんですよ。

男性専用施設のなかには、「レディースデー」と称し、女性ユーザーの体験日を設けてるところも多いです。

・「毎週⚫︎曜日」と隔週で設定

・毎月10・20・30日・月3回で設定

・不定期で毎月1回の設定

・3〜6ヶ月に一度「抽選制」

開催頻度は施設によってさまざまですが、レディースデーの開催日をカレンダーに入力してみると、案外今日も、明日も行けるところあるかも…?と感じると思います!(都内は特に)

4.2020年〜2025年で誕生した「女性専用サウナ/力を入れているサウナ」もたくさんあります!

4.2020年〜2025年で誕生した「女性専用サウナ/力を入れているサウナ」もたくさんあります!

とはいえ「男性専用施設ばかりオープンしてずるい」と感じる方は多いと思います。

ただ、2020~2025年の間に、『女性専用サウナ』や『女性にやさしい施設』も着実に増えているんです!

【女性専用施設】

  • ・Sauna Therapy(2022年オープン)
  • ・SANSUI SAUNA(2023年オープン)
  • ・トリートメントサウナSteaMs.(2023年オープン)

 

【女性にやさしい施設】

  • ・ウェルビー栄店女性専用エリアをオープン(2023年)
  • ・TOTOPA|着用サウナ&美容アメニティ充実(2024年)

男性ばっかりずるい……と感じる方こそ、女性のためにつくられた施設へ足を運んでみてください。

青山にあるプライベートサウナ「LOCA THE CLASS. AOYAMA」も、女性におすすめしたい施設のひとつです。

ふかふかのリネン類、充実したアメニティ、ドリンク類のほか、ホスピタリティあふれる接客で、非日常的なリフレッシュが叶う場所です。

初回利用/グループならお得に体験も可能なので、ちょっと贅沢な時間を過ごしたいときはぜひ!

 

  • 最高級プライベートサウナ
  • \LOCA THE CLASS. AOYAMA/

初回半額体験プランこちらから

5.サウナに入れる環境があるだけで感謝

5.サウナに入れる環境があるだけで感謝

男性専用サウナ施設が増える理由を、調査データや現場の声をもとに、解説しました。

レディースデーの抽選に応募しても当選できなかったり、レディースデーの入館で列が出来たりと、女性のサウナ人気が高まっていることは事実です!

女性サウナーは増えているものの、それ以上に男性のサウナ人気が右肩上がりだったり、広さや工事費用などの現実的な問題から、男女どちらも入れる施設の誕生が叶わなかったり……。

現実的な問題から、男性専用施設が増えているのではないかと推測します。

とはいえ、レディースデーを開催してくれる施設があったり、(女性スタッフの確保やオペレーションの変更等、準備から運営も大変です!)こういった状況の中、男女いつでも入れる施設が誕生したりと、サウナに入れる環境があるだけで、感謝しないといけないですね。

女性のサウナ好きを増やせるよう、わたし自身はこれからも引き続き、サウナの魅力を発信し続けたいと思っています!

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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