about us

column

サウナで会話禁止なのはなぜ?「黙浴」がここまで広がった理由と背景

サウナコラム

「サウナでおしゃべりしていたら怒られてしまった…」ルールが分からず、注意を受けてしまった経験はありませんか。サウナ施設でよく見かける「黙浴(もくよく)」の文字。どうしてサウナの会話はNGなの?おしゃべりしていい場所はないの?この記事では、そんな疑問にお答えし、サウナで会話が禁止される理由、その背景、おしゃべりOKなサウナはあるのかまで、ご紹介します!

目次

1.なぜサウナで「会話禁止」が求められる?

施設内でよく見かける「黙浴」の文字。

黙浴とは、会話を控え、静かに入浴することを指す言葉です。

なぜ多くのサウナ施設が、この「黙浴」を推奨するのでしょうか?まずはその理由を探っていきましょう!

①多くの人がリラックスを求めているから

①多くの人がリラックスを求めているから

サウナは「心と身体を整える場所」として多くの方に利用されています。

実際、サウナブーム以降2023年に取られたとあるアンケート調査(※)では、10~30代の52.67%がサウナを利用する目的に「リフレッシュ」を挙げているほど。

多くの方が「日常を忘れてリラックスしたい」「自分に集中できる時間を過ごしたい」「脳も体もリフレッシュしたい」そのような気持ちでサウナを利用しているからこそ、静かに入浴する文化が浸透したのではないでしょうか。

 


 

※株式会社CREAKS,「10〜30代男女の約5割が、サウナの利用目的が”リフレッシュ(ととのう)”以外と回答【サウナの利用目的についてのアンケート】」

 

②自分の時間を楽しむ人が多いから

②自分の時間を楽しむ人が多いから

リフレッシュ目的で利用されるサウナ。照明が落ち着いたサウナ室のなか、自分の呼吸や鼓動に集中することで、瞑想に近い効果を求めている方も多いです。

その多くは、ひとりの時間を最大限楽しめむために、サウナを活用する人たち。集中力を高めている時に、大きな声が響いてしまうとせっかくのリラックスタイムも台無しになってしまいますよね。

利用者への配慮、ひとりの時間を満喫してもらうために「黙浴」をお願いしている施設が多いのです。

③ひとりで利用する方が多いから

③ひとりで利用する方が多いから

友人やパートナーとサウナを楽しむ人が多い一方、ソロ活のひとつとしてサウナを楽しむ人も多いです。(筆者もサウナはひとり派です!)

じっくり汗をかき、水風呂、外気浴で日常から一歩離れた世界へ。

ひとりの時間をを楽しむ人にとって、会話は集中を妨げるもの。ひとりサウナ派が多い今の時代だからこそ、会話禁止のルールが浸透しているのかもしれません。

④そもそも「音」が響きやすいから

④そもそも「音」が響きやすいから

そもそも、サウナ室は狭く、木材や石など音が響きやすい素材でできています。小さな声でも想像以上に響きやすい環境なのです。

自分では小声のつもりでも、他の人には「うるさい」と感じられることも……。(コンパクトなサウナ室では特に)

施設側が「黙浴」を掲示するのは、トラブル防止の意味合いも強いのかもしれません。

2.サウナで「会話禁止」「黙浴」が広まった背景

「前はふつうにサウナでおしゃべりできた気がする……」

そう実は、サウナ施設で「黙浴」が浸透し始めたきっかけは「コロナ禍」でした。

・コロナ禍で浸透した「黙浴」文化

黙浴が生まれたきっかけは、コロナ禍の「感染拡大防止」によって生まれた「黙食※」でした。(※2021年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネート)

飲食店では席と席の間にパーテーションが設置され、飛沫防止処置が取られましたが、温浴施設での仕切り、マスク着用は難しいですよね。そういった背景から、「浴室内では飛沫防止のために”黙浴”で」という文化が広まったと言われているんです。

・黙浴文化はいつまで続く?

コロナ禍が収束してもなお、そのまま「黙浴文化」を継続する施設は多いです。

そういった背景には、「サウナに来るときは心身ともにリフレッシュしてほしい」という想いが込められているのでしょう。

一方で「コロナも落ち着いたんだし、友人たちとワイワイサウナを楽しみたい!」という声も聞こえてきます。

そういった声を受けてか、多くの利用者に自分なりのサウナを楽しんでもらいたいと、柔軟な姿勢を見せる経営者、施設も増えてきました。

大型施設では複数のサウナ室を用意し、片方は「黙浴」、片方は「会話OK」と使い分けたり、「他の利用者に考慮しつつ小声ならOK」という柔軟な対応をする施設があったり。

ひとり静かにサウナを楽しみたい人、友人や仲間と会話を楽しみながらサウナに入りたい人。2025年現在は、黙浴ルールは施設によって異なり、どちらの利用者も満足できるような環境がととのっているといえます。

友人とのサウナなら、会話OKのサウナがある施設、リラックスを求めたひとりサ活なら黙浴施設と、利用者自身も柔軟な姿勢を持って、施設を選ぶのがいいのかもしれませんね。

3.ルールや周囲の目を気にせずサウナを楽しみたいなら、プライベートサウナがおすすめ

3.ルールや周囲の目を気にせずサウナを楽しみたいなら、プライベートサウナがおすすめ

「サウナ室ごとにルールが変わるのかちょっぴりめんどう…」

「声量を気にせずに友人たちとおしゃべりを楽しみたい…」

そのような方におすすめなのが「プライベートサウナ」。完全個室でサウナをたっぷり楽しめるような環境がととのうプライベートサウナなら、黙浴ルールや、周囲を気にして声量を調整する必要もありません。

仲間や家族、カップルで利用できるサウナも多く、よりリラックスしながらサウナを楽しむのにぴったりな場所ですよ。

とくに、青山にあるプライベートサウナ『LOCA THE CLASS. AOYAMA』なら、グループ利用にも最適です。

  • ①表参道駅から徒歩7分の好立地
  • ②完全予約制のプライベート個室
  • ③最大4名〜6名で利用できる個室完備
  • ④男女利用OK
  • ⑤更衣室・シャワースペースも2室用意
  • ⑥人数分のととのいベッドを用意
  • ⑦サウナ後もゆったり会話できるソファスペース完備

駅からアクセスも良く、広くて会話の弾むいいサウナ、ゆったり過ごせる休憩スペース。サウナを楽しみながら、コミュニケーションをはかどる環境がととのっています!

実際に利用してみたいと思った方は、ぜひ【通常料金の半額で初回体験】できるプランで、サウナを楽しんでみてください。

4.まとめ

4.まとめ

サウナで「会話禁止」が求められる大きな要因は、多くの方が「リラックス」を求めてサウナを利用しているからでした。

サウナ室でゆっくりと汗を流し、日頃のストレスや鬱憤を晴らしたい。そういう場で、大きな声が響いていると、なかなかリフレッシュできないですよね。

「会話禁止」「黙浴」がルールになっているのには、施設側が利用者が求めている環境づくりを目指した結果ともいえます。

もし、「サウナでおしゃべりがしたい!」という方は、複数のサウナを構える大型施設で「会話OK」のサウナ室がないか、もしくは周囲を気にせずサウナとおしゃべりに没頭できる、プライベートサウナの利用がおすすめです。

ぜひ自分の求めているサウナを探してみてくださいね!

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
ご予約・入会申し込みはこちら