汗腺と皮脂腺のちがい。マグマスパ式サウナで期待できる発汗のメカニズム
無理のない発汗を短時間で期待できるマグマスパ式サウナ。深部から身体を温めることで新陳代謝の向上、免疫アップなどの健康効果が期待できるそうですが、30kmほどマラソンをしないと出てこない「皮脂腺」からの発汗も期待できると言われています。汗腺と皮脂腺の汗はどうちがうか、マグマスパ式サウナの仕組みについても気になるところです。今回は汗の仕組みやマグマスパ式サウナの特徴を探っていきます。
- 目次
1.汗腺と皮脂腺の汗のちがい
①汗腺とは?
汗腺には①エクリン腺②アポクリン腺の2種類があり、それぞれ汗の性質が異なります。
▪️エクリン腺
主に体温調整のために汗を分泌する汗腺です。分泌される汗は無味無臭で、全身に分布しています。サウナで汗をかくときは、基本的にこのエクリン腺から汗が排出されます。
▪️アポクリン腺
わき、乳頭、陰部下など限られた部分にある汗腺です。皮脂やたんぱく質など、皮膚の常在菌と合わさることでニオイの原因になる成分を多く含みます。
アポクリン腺から出る汗は、緊張したとき、驚いたとき、強いストレスを感じたときなど、精神的な要因で発汗されるため体温調整のための汗とは異なります。
ちなみに、人前に出たとき、強いストレスを感じた時に出る汗は、この「アポクリン腺」から分泌されたもの。ニオイの原因はストレスによるアポクリン腺からの汗が原因です。
②皮脂腺とは?
▪️皮脂腺
皮脂腺とはその名の通り「皮脂」を分泌する場所。毛穴に開口し、皮脂を分泌させて肌の潤いを保つ役割をしています。
頭、額、鼻、背中、デコルテ部分に多く位置しており、皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺からの汗が混ざり合うことで「皮脂膜」をつくります。この皮脂膜によって、過剰な水分の蒸発が防がれており、肌のうるおいを保つ役割を果たしています。
皮脂の分泌が増えると皮脂に汚れがつきやすくなり、肌荒れの原因になります。一方、分泌が少ないと肌が乾燥し、肌トラブルの原因に。分泌量のバランスが絶妙に保たれることが大切です。
▪️皮脂腺から汗は出る?
「皮脂腺から汗が出ることはほとんどない」と言われています。
ただ、
汗腺から出るさらさらの汗にはあまり毒素は含まれていません。サウナ、岩盤浴、半身浴で時間をかけて皮脂腺から出るベタついた汗には毒素がふくまれていて、デトックスに有効です。(※1)
皮脂腺から汗をかくのはむずかしい。ところが、皮脂腺は簡単には開かない仕組みになっており、通常、マラソンを30km以上走行した時やエアロビックスを2時間以上続けて初めて、皮脂腺から汗が出ると言われています。(※2)
・サウナや岩盤浴など時間をかけると皮脂腺からベタつく汗が出る
・マラソンを30km以上走行した時、エアロビックスを2時間以上続けると皮脂腺から汗が出る
このような記述もあるようです。
また、サウナや岩盤浴などの販売・提供を行う『フィンランドサウナジャパン株式会社』のHPには、
岩盤が温められ発生する遠赤外線の効果による、「皮脂腺」からの発汗で高いデトックス効果が期待できます。「皮脂腺」からの汗は、蓄積された身体の毒素を排出し、余分な皮脂も分泌します。肌表面の水分の蒸散を防ぎ肌のうるおいを守る働きがあります。(※3)
・皮脂腺から汗を出すには、遠赤外線の効果で深部まで温める必要がある
・皮脂腺からの汗には体内の有害物質が含まれる
このような記述を見つけることができました。
岩盤浴にも多く使われる「遠赤外線」。皮脂腺からの発汗には、マラソンのように3時間以上マラソンを走り続けるような「高体温」を維持する必要があるようです。(※4)
体内に直接アプローチできる「遠赤外線」の効果によって、皮脂腺が開かれると考えていいのかもしれません。
2.ここがすごい!マグマスパ式サウナの発汗メカニズム
ここまで「汗腺」と「皮脂腺」のちがいについて、紹介しました。
冒頭でもお伝えした通り、マグマスパ式サウナでは「汗腺」からの汗でなく「皮脂腺」からの発汗も期待できると言われているんです。
①マグマプレート(遠赤外線)により深部体温が+1度上昇する
マグマスパ式サウナの床、壁に敷きつめられた、富士山の溶岩を使った「マグマプレート」を水蒸気で熱することで「輻射熱」が発生します。この輻射熱こそ、短時間で無理なく深部体温を「+1度」上昇できる仕組み。
輻射熱とは、遠赤外線などの熱線によって伝わる熱のこと。遠赤外線は体内に吸収されやすく、身体の深部まで温める効果が期待できます。
ただ、マグマプレートから発生されるのはただの「遠赤外線」ではありません。
マグマプレートから発する遠赤外線は、人体や植物に最も吸収されやすく「温熱効果」や「成長促進効果」が高いとされている『育成光線』。
育成光線は遠赤外線の一種。中でも熱効率が大きいとされる波長を有し、植物の成長を促進する作用が期待できるほどのパワーを持っています。
マグマスパ式サウナに入ると、この「育成光線」が身体に吸収され、無理なく深部体温を上昇させることができます。これにより皮脂腺からの発汗が期待できるんですよね。
ちなみに、深部体温が1度上昇すると、免疫力の回復、血流改善、細胞の活性化など、さまざまな健康効果が期待できます。
②室温65度、湿度55%、育成光線60度の黄金比率
マグマスパ式サウナに入ると「発汗スピードの速さ」驚かされますが、室温は65度ほどしかありません。
なぜこの室温で身体が深部まで温まるかというと、「室温65度」のほかに「湿度55%」、先ほど説明した「育成光線60度」、この3つにより、瞬時に身体を深部から温める環境を作り出しているからです。
室温65度は、身体が暑がらないギリギリの温度。湿度55%は、人が最も心地よく感じ、かつ肌にも最適とされる湿度。そして60度の育成光線は、身体を深部から温めてくれる温度です。
この3つが合わさることで呼吸の息苦しさを感じることなく、運動後のような発汗を実感することができます。
3.まとめ
「汗の出方がちがう」「発汗スピードがはやい」と言われる「THE CLASS. AOYAMA」のマグマ式スパサウナ。
短時間で無理なく、そして深部まで身体を温めることができるのは、
①マグマプレートの「輻射熱」効果で、深部体温が+1度上昇するから
②室温65度、湿度55%、育成光線60度の「黄金比率」で作られた室内で無理なく発汗できるから
こういった、最新のサウナ技術を体験できるからでした。
日常生活ではなかなか体験できない発汗のちがいを体験してみたいと思った方は【通常料金の半額で初回体験】できるプランで、ぜひLOCA THE CLASS. AOYAMAのマグマスパ式サウナを体験してみてください。
引用・参考
▪️引用
※1:かなもと内科クリニック,「デトックスのおはなし」
※2:CORONA,-健康のはなし-健康は、太陽と水と空気がつくる「デトックスに必要なのは皮脂腺からの汗。」
※3: FINLAND SAUNA JAPAN 2019,「デトックス効果に期待!!」
※4:高知県高知市の免疫治療うしおえ太陽クリニック,「遠赤外線温熱療法とは」
▪️参考
・水の森美容クリニック,「サウナ・岩盤浴で違いは?毛穴詰まりや黒ずみへの効果について」
・温泉宅配,「岩盤浴の効果が今注目されている!その理由とは?」
・Kaoスキンケアナビ,「肌にあるその他の器官」
・kao,「汗の基礎知識2汗にも種類がある!?」
※本記事はLOCA THE CLASS. AOYAMA監修の元マグマスパ式サウナの資料を元に作成してます