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妊活中のサウナはNG?注意して入りたいサウナと妊活の関係性

サウナコラム

妊活中のサウナ。どのような影響があるのか非常に気になるところですよね。サウナの本場フィンランドでは「妊娠中のサウナは問題ない」と言われているそうですが、実際のところどうなのでしょうか。医師の見解などをもとににサウナと妊活の関係性を調べてみました。

目次

1.妊活中のサウナが身体に与える影響

妊活中のサウナはいいのか、悪いのか。結論として、

男性:精子は熱に弱く、影響が出る可能性もある

女性:熱がこもると着床しづらくなる可能性がある

少なからず、サウナが妊活に影響を与える可能性があることを示唆する記述がいくつか見つかりました。 ここでは、専門医による記事・文献の一部を抜粋して紹介します。

①精子は熱に弱い

①精子は熱に弱い

愛好家も多い高温サウナは、実は精子に悪影響。サウナが精子に与える影響は短期的なもので、利用をやめれば元に戻るとのデータもありますが、妊活が視野に入ってきたなら控えたほうがいいかもしれません。妊活中はサウナを控えるのが理想ですが、多くとも月に2~3回程度に抑えましょう。※1

精子は熱に弱く、下半身を温めるのは妊活には逆効果といわれています。精子が育つ適温が35℃程度と人肌の温度になりますが、サウナは80~100℃と高温に晒されるため精液所見や運動率が悪くなる可能性があります。※2

サウナの高温環境は、精子にとって過酷な環境といえます。精子は熱に弱く、高温にさらされると、その質が低下してしまう可能性があります。※3

以下は、サウナの高温環境で起こり得る精子の変化です。 ・精子の数が減少する ・精子の運動能力が低下する ・精子の形態異常が増加する

これらの変化は結果として、妊娠率の低下につながる可能性があります。※3

②熱がこもると着床しづらくなる

②熱がこもると着床しづらくなる

妊活中でもサウナ・岩盤浴をすることは出来ますが、高温期は熱がこもりやすく着床しづらくなる可能性があります。※2

現時点ではサウナが女性の不妊に直接影響を与えるという明確な医学的根拠はありません。しかし、高温の環境は身体への負担が大きく体調不良を招きやすいため、妊活中のサウナ利用は注意が必要であるといえます。また、身体を温めすぎることで着床しにくくなる可能性も否定できないとのデータも。つまり、妊活中のサウナの利用は控えるべきであるといえるのかもしれません。※4

2.でも、妊活中のサウナは「完全NG」ではない

2.でも、妊活中のサウナは「完全NG」ではない

「精子は熱に弱い」「体温が上がりすぎると着床しづらい」

調べてみると、男女ともに、妊活中のサウナは控える方がいいという意見が多数でした。

一方「短時間のサウナならむしろいい」という記述も見つけることができました。

妊活中にサウナに入る場合は、短時間にとどめましょう。高温の場所に長時間いることで生じる体調不良や高体温は、妊活に支障をきたす可能性があります。※4

一方で趣味を我慢してストレスを溜めるのも良くありません。サウナとの上手な付き合い方は「長時間入り続けるのではなく、短時間で抑える」のが大切だと考えます。※2

また、日本サウナ学会代表理事を務める、加藤容崇氏の著書『医者が教える究極にととのうサウナ大全』には、

サウナ後1週間は精子に影響が出るが、基本的には大丈夫

・妊活中の方がもっとも意識すべきは、サウナに入る「タイミング」や「頻度」

ということが記されており、必ずしも妊活中のサウナ=完全NGというわけではない意見もあります。

さらに、男性においては、サウナ以上に

・肥満

・飲酒

・スマホの長時間利用

・締め付けの強い下着

「生活習慣」が精子の質に大きな影響を与えることもわかっています。

特に、大きなストレスや食生活には注意が必要で、「サウナに入らないことが大きなストレス」になる場合は、頻度やタイミングを計画的に調整し、体調に負担をかけない範囲で取り入れることを検討するといいでしょう。

女性においては、血行促進や冷え性改善、代謝改善効果が期待できるサウナが、妊活に良い影響を与えるという意見もあります。

ただ、サウナに入りすぎると、身体に負荷がかかりホルモンバランスが崩れ、結果「月経不順」になる(※6)ケースもあるようです。

サウナに入る場合は、長時間ではなく短時間で、体調に合わせて無理なく入るのがおすすめです。自己判断で入らず、かかりつけ医に相談すると安心ですよ。

3.タイミングが重要な妊活。サウナに行くタイミングは必ず計画性を持って!

3.タイミングが重要な妊活。サウナに行くタイミングは必ず計画性を持って!

タイミング法で妊活中の方は、サウナの利用時期にも注意が必要です。

海外の研究結果からは、

・サウナ後1週間で精子の数が2/3に減少した

・サウナ直後は精子の移動速度が低下する

ということがわかっているそうです。※5

ただしこれらは一時的なもので「1週間〜5週間後には正常に戻る」ということもわかっています。

「影響はあるけど、一時的なもの」とわかっていても、妊活中の方のサウナは利用時間・タイミングが非常に重要になりそうですよね。

・「妊活中のサウナは控えるのが賢明」という専門家の意見が大半

・どうしても入りたい場合は「短時間」で入ることが推奨される

・一方「タイミング・頻度次第」でサウナに入っても問題ないという意見も

・サウナに入る時期はしっかりと計画を練る(妊活はタイミングが大切)

妊活のサウナは「問題ない」「推奨できない」どちらの意見にせよ、少なからず影響があることは共通しています。

妊活中の方は、かかりつけの医師に「サウナに入っても問題ないか」「利用時間の目安」「利用時期」など、事前に相談してからサウナを利用するようにしてくださいね!

参考文献

※1ソフィ「妊活からだナビ」,『【これを見ればOK】妊活中の生活習慣チェックリスト』

※2桜十字ウィメンズクリニック渋谷『サウナと妊活・不妊治療の関係』

※3ソフィアレディスクリニック,『サウナは妊活に良くない?精子への影響や男性が注意すべき行動を医師が解説

※4 Naturaltech,『サウナは不妊の原因になる?妊活中の女性への影響や入る際の注意点を解説』

※5加藤容崇著,『医者が教える 究極にととのう サウナ大全』,ダイヤモンド社,2023年7月,206-207 ※6加藤容崇著,『医者が教える 究極にととのう サウナ大全』,ダイヤモンド社,2023年7月,208-209

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。