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コンタクト×サウナの危険性。どうしても着用したまま入りたいときはどうする?

サウナと健康

日頃から「コンタクト」を愛用しているみなさん、サウナ浴ではどうされていますか?実を言うと、サウナ中のコンタクト着用は「危険」という声が多いです。そこで、なぜコンタクトをしたままのサウナが危険なのかを調べてみました。日頃からコンタクト愛用者である筆者の経験をもとに、どうしても着用したままサウナに入りたいときの対策を解説します。目の健康を守りたい方、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

1.コンタクトしたままのサウナの危険性

コンタクトを着用したままのサウナ。

「短時間だし大丈夫でしょ」と思う方も多いと思いますが、実は目の乾燥やレンズの変形・密着など、さまざまなトラブルの原因になりかねません。

コンタクトをつけたままサウナへ入ると、次のようなリスクがあります。

①乾燥で外しにくくなる

①乾燥で外しにくくなる

高温のサウナ室内は、乾燥しやすく、目の水分も奪われがちです。

乾燥が原因で、コンタクトが目に張り付いて取れにくくなったり、角膜を傷つける原因にもなりかねません。

②変形による装着時の違和感

②変形による装着時の違和感

やわらかいソフトレンズは、熱を加えることで変形する可能性があります。

レンズが変形することで、その後の装着が難しくなったり、装着時に違和感が生じて視界が見えづらくなったりとデメリットが多いです。

③痛みが生じる

③痛みが生じる

乾燥や熱によってコンタクトが変形すると、目を傷つけてしまう可能性もあります。

目の中がゴロゴロして違和感が続いたり、痛みが生じて充血が見られる場合は要注意です。

④角膜感染症のリスクがある

④角膜感染症のリスクがある

コンタクトをつけた状態で、水風呂、シャワー、入浴すると、水道水に含まれる細菌や微生物によって、角膜炎などの感染症のリスクが生じる場合があります。

重症化すると視力に影響があることもあるため、注意が必要です。

 


※町田胃腸病院眼科.「コンタクトをつけたままお風呂・サウナに入っても大丈夫?注意点を解説/町田胃腸病院眼科

※経堂こうづき眼科,「サウナや温泉で眼鏡はかけていいのか?問題解決への新提案!ICLの体験談、メリットとデメリット

2.視力が悪い人はサウナの時どうしたらいい?

視力が悪い方の中には「コンタクトを外した方が何も見えなくなって危険だ」と思う方もいるかと思います。

視力が悪い人はどうしたら快適にサウナを楽しめるでしょうか?

・メガネをかけて入るのは実はNG

「コンタクトがダメならメガネをかけよう」と思うかもしれませんが、実はサウナ室内でメガネの着用も避けるべきだと言われています。

高温状態によって、

  • ・金属部分が熱をおびてやけどの恐れがある
  • ・レンズが変形しやすい
  • ・フレームが変形して歪みやすい

などの理由が挙げられます。

安全面・快適性の両面から、メガネも外してサウナを楽しむのがベストです。

・サウナ・お風呂専用メガネの着用がおすすめ

おすすめしたいのはサウナ・お風呂専用メガネを着用することです。

実は、「JINS」や「メガネの愛眼」などでは、サウナやお風呂の高温・多湿な状態で着用できる専用メガネが販売されています。

度数を入れることもできるため、快適に過ごせるのはもちろんのこと、熱に強い素材を使用しているため、やけどや変形の心配もなし。

くもりずらい加工がなされているため、「サウナに入っても前が見えない!」というストレスも少なく感じやすいですよ。

視力が悪い方はぜひ、サウナ・お風呂専用メガネの購入を検討してみてくださいね。

3.どうしてもコンタクト着用つけたまま入浴するときの注意点

サウナに入るなら裸眼orサウナ専用メガネの着用がベターです。

とはいえ「メガネを忘れてしまった」「視力が低いので床が濡れている浴室は不安」など、どうしてもコンタクトを着用したままサウナに入らざるをえない状況もあるかと思います。

そんなときは、いくつかの対策をとることでリスクを減らしてみてください。(※もちろん自己責任です!)

①サウナ後は新しいレンズに付け替える

サウナ室で着用したレンズは、入浴後にすぐ外しましょう。

そのまま着用していると、変形が原因で目を傷つけてしまったり、角膜炎や充血の原因になることもあるからです。

コンタクトレンズにも通年使用できるものや2weekなどの種類がありますが、サウナでの着用を避けられない方は、1dayタイプのものを複数持ち歩くのがおすすめです。

サウナの後は古いコンタクトは必ず捨てて、新しいものに着用し直しましょう。

②外す前に目薬で保湿する

サウナ前に防腐剤の入っていない「人工涙液」で目を潤しておくと、多少の乾燥対策になります。

サウナ後にも点眼し、清潔な手でレンズを外すようにしてみてください。

③サウナ室にいる時間を短くする

熱による乾燥、変形を防ぐためにも、サウナ室にいる時間を短くするのも、目の健康を守る対策のひとつです。

タオルやサウナハットで、熱や乾燥から目を保護しておくのも効果的です。

④水風呂・シャワーでは目を閉じる

水風呂やシャワー中は必ず目を閉じて、コンタクトに水が触れないようにしてください。

こうすることで、感染症のリスクを下げることが期待できます。

 

【結論】サウナは裸眼or専用メガネを着用しよう

【結論】サウナは裸眼or専用メガネを着用しよう

筆者も取材時は十分な時間が取れず、コンタクトを着用したままサウナに入ることがあります。(もちろん、何があっても自己責任です)

意識的に目を保護したり、入浴後は新しいコンタクトレンズに付け替えることを徹底していますが、コンタクトを着用したままのサウナは、あらゆるトラブルの原因になりかねないと常々思っています。

やはり、いちばん安心・快適なのは「裸眼or専用メガネ着用でサウナに入る」ことです。

ぜひみなさん、ご自身の目の健康を守りつつ、より良いサウナライフを過ごしてください。

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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