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サウナ後のスキンケアって何に気をつければいいですか?

サウナコラム

「サウナは肌にいい」と耳にする一方「サウナ後の肌はゆらぎやすいからスキンケアが大切」と言われていますよね。でも、具体的にどんなスキンケアが必要なのか、あまりよくわからない……。なんてことありませんか?そこで、サウナ後の保湿の仕方やタイミング、注意事項を調べてみました!筆者が実際に行っているスキンケアルーティンと合わせてご紹介します。

目次

1.【復習】サウナが肌にいいと言われる理由

1.【復習】サウナが肌にいいと言われる理由

サウナが「美容にいい」「肌にいい」と言われる主な理由は、以下3つです。

血流が促進されるから

熱で体温が上がると血行が良くなり、肌の細胞に栄養や酸素が届きやすくなるため、ターンオーバーが活発になりやすいです。

新陳代謝が高まることで、古くなった角質がはがれ落ち、肌を健やかを整える下地が作りやすくなります。

新陳代謝や肌の修復力が高まるから

サウナの熱刺激により「ヒートショックプロテイン(HSP)」が活性化され、肌の再生や修復がサポートされると考えられています。

紫外線で肌にダメージを受けた後にサウナに入ると、弱った肌を修復する効果が期待できるとも言われているんです。

リラックス効果でストレスが軽減されるから

「ストレス」は肌荒れの原因のひとつ。ターンオーバーの促進を乱すことで、ニキビやシミの原因になりかねません。

サウナに入ると、「温冷交代効果」「温熱効果」によって、リラックス効果が高まり、ストレス解消、睡眠改善などが期待できます。その結果、ターンオーバーを調整する自律神経の機能も向上し、肌にいい効果をもたらしてくれるんです。

2.【注意】サウナが肌に負担をかけるNG行動

2.【注意】サウナが肌に負担をかけるNG行動

「サウナは肌にいい」と言われる一方、入り方を間違えてしまうと、肌に負担をかけてしまいます。

具体的に、どのような入り方をすると、肌に負担がかかってしまうのでしょうか?

①長時間入りすぎる

「肌にいいから」と、長時間入浴すると、かえって肌が乾燥し、肌トラブルの原因になります。また「熱すぎるサウナ」もNG!

「熱い」「苦しい」と感じることで、ストレスホルモン(コルチゾール)が増加し、自律神経を乱します。その結果、肌のターンオーバーを乱すことになりかねません。

②乾燥肌・敏感肌なのに肌を保護しない

サウナは、乾燥によって肌のバリア機能が低下し、炎症、赤みが出やすくなる環境のひとつです。

とくに、乾燥肌、敏感肌の方は、タオル等で顔を覆いながらサウナに入ることもおすすめします。

③十分な保湿を行わない

スキンケアを怠ると、サウナの美容効果を半減させてしまうどころか、乾燥や皮脂の過剰分泌など、あらゆる肌トラブルを招きかねません。

次の項目で、具体的なスキンケアのポイントをご紹介します。

3.【実践】サウナ後のスキンケアポイント!

サウナの効果を最大限に活かすためには、サウナ後のスキンケアは欠かせません。

ここからは、より具体的なスキンケアのルーティンをご紹介します。

①サウナ前に必ずクレンジング&洗顔

①サウナ前に必ずクレンジング&洗顔

サウナに入る前は、クレンジング&洗顔で、肌の汚れ、メイクを落としておくのが鉄則です。

メイクを落とさずにサウナに入ると、肌に負担がかかり、かえって肌荒れの原因になりますよ!注意してくださいね。

②浴室から出たら10分以内にスキンケア

②浴室から出たら10分以内にスキンケア

サウナ直後の肌は、蒸気を浴びたことで肌の水分量は増加傾向にありますが、油分は洗い流されている状態です。

そのまま放置すると、肌の水分量はどんどん減少してしまいます。浴室から出たら、10分以内にスキンケアするのがベストです。

③化粧水→すぐに乳液or保湿クリーム

③化粧水→すぐに乳液or保湿クリーム

浴室から出て10分経つと、肌の水分量はガクンと減少していきます。まずは化粧水を塗り、すぐに油分(乳液or保湿クリーム)で保湿しましょう。

「成分を浸透させるため、化粧水をつけた後は少し時間をおくことが大切」と言われることもありますが、サウナ後に関しては、時間を置かずにクリーム等で保湿してください。

湯上がりの肌は、気化熱(=液体が蒸発するときに周囲の熱を奪う現象)が生じやすく、化粧水で保湿した分の水分まで水分が逃げていくこともあるからです。

④美容液なら「セラミド」「ビタミン」系のものがおすすめ

④美容液なら「セラミド」「ビタミン」系のものがおすすめ

美容液をつける場合は、すばやく化粧水を塗った後に、美容液を投入しましょう。

おすすめは、「セラミド」「ビタミン」系のもの。

セラミドは、肌の水分保持を高めてくれるため、サウナ後にぴったり。抗酸化作用をもつ「ビタミン」は、くすみやしみ予防にも効果的です。コラーゲンの育成を促進し、肌のハリ・弾力を保つ効果も期待できます。

美容液だけでなく、パックを併用するのもおすすめです。パックをつける前に、化粧水で補水しておくと、パックの美容成分が浸透しやすくなります!所要時間もしっかり守って使うのも重要です。

4.まとめ

サウナ後のスキンケアのポイントや注意事項をご紹介しました。

とくに重要なのは、

  • ①サウナに長時間入りすぎない
  • ②スキンケアは10分以内に保湿を行う
  • ③化粧水→乳液orクリームはスピーディーに

この3点です。

サウナ後のスキンケア、ぜひ見直してみてくださいね!

参考文献

・加藤容崇著,『医者が教える 究極にととのう サウナ大全』,ダイヤモンド社,2023年7月,115-117ページ

・早坂 信哉・古谷 暢基著,『入浴検定公式テキスト: お風呂の「正しい入り方』,日本入浴協会,2017年6月,125-127ページ

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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