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サウナでスマホ・スマートウォッチは壊れる?サウナOK電子機器があるのか調べてみた

サウナコラム

「サウナ室にスマホやスマートウォッチは持ち込めるの?」「何度まで耐えられるの?」サウナブームが続くなか、こうした疑問を持つ方が増えています。心拍数を測るために精密機器を持ち込みたいと思っても、高温・高湿度のサウナに持ち込むことには不安がありますよね。そこでこの記事では「そもそもスマホをサウナに持ち込んでもいいのか」「スマホ・スマートウォッチともに耐熱性はどのくらいあるのか」について調べてみました!

目次

1. 【大前提】サウナにスマホ持ち込みは基本NG

1. 【大前提】サウナにスマホ持ち込みは基本NG

ほとんどのサウナ施設では、スマートフォンの持ち込みを禁止しています。その理由は大きく2つです。

①盗撮防止・プライバシー保護のため

①盗撮防止・プライバシー保護のため

サウナは裸や水着等で利用する空間です。カメラ付きの機器を持ち込むと、盗撮の恐れがあり、利用者のプライバシーを守ることができません。

撮影防止のため、多くの施設はサウナ室や浴室だけでなく、脱衣所から「撮影禁止」を掲げています。スマホの持ち込みは周囲の方への迷惑行為として、最悪の場合、施設からの退館を求められるので、注意しましょう。

②高温・高湿度による故障リスクがあるから

②高温・高湿度による故障リスクがあるから

多くのサウナ室は80〜100度ほどと、高温空間です。

精密機器であるスマホは高温に弱く、バッテリーや液晶、内部基板が劣化・破損する恐れが大いにあります。最悪の場合、発火の恐れもあるのです。

防水モデルであっても、サウナの高温・高湿度の環境に耐えられるスマホは少ないでしょう。自分自身を守るためにも、サウナにスマホの持ち込みは避けましょう。

2. スマホは何度の熱まで耐えられる?

2. スマホは何度の熱まで耐えられる?

サウナにスマホの持ち込みNGとはいえ、一体スマホは何度の熱まで耐えられるのか、気になるところですね。

多くの方が利用している、iPhone。例のひとつとして、Apple公式ページで耐熱性を確認してみました。

※iPhone/iPadデバイスは周辺温度が0℃~35℃の場所で使用するように設計されています

※デバイスは -20℃~45℃の場所に保管してください。駐車中の車内は高温になることがあるので、デバイスを車内に置いたまま放置しないでください。

 

iPhoneは「35度までの環境で動作」を想定して設計されているため、それ以上の温度では「動作保証外」とされています。

ミストサウナ・スチームサウナなど「低温サウナ」でも40度前後あることがほとんどですから、サウナ室にスマホを持ち込む=内部ダメージ(※)が進む可能性が高いと言えるでしょう。(※バッテリーの膨張、内部基板のショートなど)

「高温環境での使用による故障」の場合は、保証適用外になる可能性もあるので、注意したいですね。

 


※引用元:apple公式,iPhoneやiPadが高温または低温になりすぎた場合

3. サウナにスマートウォッチを持ち込む人も多いけど?

3. サウナにスマートウォッチを持ち込む人も多いけど?

心拍数の測定や入浴時間の目安測定などを目的として、スマートウォッチを腕につけたままサウナを利用する方も増えてきましたよね。

スマートウォッチの場合もスマホと同様、基本的には「非推奨」です。

※施設側のルールとして、安全上の理由からスマートウォッチの持ち込みを禁止しているところもあります!使用の可否は施設側のルールに従いましょう!

Apple Watch公式サポートには、「Apple Watch の装着中は避けた方がいい行為」として

・Apple Watch Ultra 以降以外のモデルの Apple Watch を着けたままサウナに入る

・Apple Watch Ultra 以降を着けたまま、55° C を上回るサウナに入る

※引用元1

をあげています。わざわざ「サウナ」という言葉を使うところに本気度を感じますよね……!

Apple Watchの耐熱温度は、iPhoneと同様(使用時の推奨温度:0~35度/保管時の許容温度:−20~45度)です。

サウナ室内でよく見かける「Xiaomi」のスマートウォッチも、高温環境での使用は「非推奨」でした。

Xiaomi Mi Smart Band6の公式ページを確認したところ、動作温度は0〜45度(※引用元2)

高温環境での使用は、内部センサーやバッテリーの寿命が大幅に短くなる恐れがあるため、やはり基本はサウナ使用を避けるのがベスト。

ただし、シャワーやスイミングプール、サーフィン時などの使用は可能!防水機能が高く、水風呂での使用は問題なさそうでした!

 


※引用元1:Apple公式,「Apple Watch の耐水性能について

※引用元2:Xiaomi公式,Mi スマートバンド 6製品ページ

4.サウナ室で使えるスマートウォッチってないの?→あります!

4.サウナ室で使えるスマートウォッチってないの?→あります!

「サウナ室で使えるスマートウォッチってないのかな……」

実は近年、サウナ環境でも安心して利用できる「サウナ専用スマートウォッチ」が登場しています!

耐熱・耐湿・防止設計により、サウナの高温環境下で心拍数の測定、時間管理などを可能にする商品です。いくつか紹介します!

サ時計(サウナー専用腕時計)/CASIO

サ時計は、CASIOが発表した、自分専用の12分計「サウナー専用」腕時計サウナ環境でも使える耐熱構造と、防水仕様を備え、サウナ時間の管理やタイマー計測が可能です。

※販売終了/心拍数の測定は不可

※使用可能環境:設定温度100度までのサウナ(腕に着けた状態で15分以内の使用)

・サウォッチ SHOWDOWN1

サウナ室内で、経過時間、心拍数を記録できるサウナ専用ウォッチサウォッチ』。公式アプリ「サの国」と接続することで「ととのい」を数値化することも。「自分のととのいやすさを可視化できる」画期的なサウナウォッチです!

※動作保証温度:80度

ととのいタイマー

自分に合った時間にタイマーを設置できる、サウナ用タイマー『ととのいタイマー』。40〜100度のサウナに対応、10〜20度の水風呂に対応するなど、耐熱性・防水性の高い自分専用タイマーです。

※2025年10月20日まで受注可

※心拍数測定は不可

5. 【まとめ】サウナでのスマートウォッチの使用は自己責任!

・サウナ室へのスマホの持ち込みはNG

・スマホの耐熱温度は35度〜40度前後が基本

・サウナでのスマートウォッチの使用は「非推奨」

・スマートウォッチの耐熱温度は、MAX40度前後

・スマートウォッチによっては水風呂はOK

・どうしてもスマートウォッチを使用したい場合は「サウナ専用ウォッチ」の導入がおすすめ

サウナ室は人の体にとっても非日常の環境ですが、スマホやスマートウォッチにとってはさらに過酷な環境です。

大切なデバイスを守るためにも、基本はサウナ室への持ち込みを控え、サウナ後に記録を取るか、サウナ専用ウォッチを活用するのがおすすめですよ!

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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