about us

column

水風呂のさらなる楽しみ方!「冷冷交代浴」って知ってる?

サウナ豆知識

水風呂からの水風呂。みなさんは「冷冷交代浴」を知っていますか?一般的にはサウナ→水風呂→外気浴の「温冷交代浴」がサウナの基本ですが、新たな水風呂の楽しみ方として「冷冷交代浴」が注目されています。一体どんな効果があるのか気になりますよね。そこで、この記事では「冷冷交代浴」の楽しみ方について解説します。

目次

1. 冷冷交代浴ってなに?魅力とその効果

1. 冷冷交代浴ってなに?魅力とその効果

・冷冷交代浴とは

冷冷交代浴とは、サウナ→水風呂のあと、温度のちがう水風呂に入ることです。

スタンダード水風呂(17〜18度)

不感湯(体温に近い35〜37度)

休憩

シングル水風呂(10度)

スタンダード水風呂(17〜18度)

休憩

「冷たい水風呂」から「マイルドな水風呂」と、冷→冷をはしごすることで、後半の水風呂がマイルドに感じられ、独特な心地よさを体感できる入浴方法です。

・冷冷交代浴の魅力

「そんな入り方して、なにがいいの?」と思う方もいるかもしれません。

冷冷交代浴の魅力は、段階を踏んでゆっくりクールダウンすることで、普段とはちがったリラックス感を味わえること。

とくに、冷たい水風呂から、人間の体温に近い「不感湯」に浸かると、独特な「浮遊感」や「多幸感」に包まれる体験ができるという声もあるんですよ!

冷冷交代浴効果

冷冷交代浴による効果も気になりますよね。いろいろと調べてみましたが、根拠を示す明確な効果は見つけられませんでした。

そこでここでは、筆者が実際に「冷冷交代浴」を試して感じたことをみなさんに共有します!

①「浮遊感」で極上リラックス

筆者が試したのは、スタンダードな水風呂→不感湯への「冷冷交代浴」でした。

不感湯に浸かった瞬間、いつもとは段違いの心地よさを覚え、このまま一生浸かっていたい!と思ったほどです。

次第に、体温と水の境への感覚が鈍くなり、まるで浮かんでいるような……そんな「浮遊感」を覚えました。リラックス度合いがすごかったです!

②リラックスからのリフレッシュ!

ふ〜っと身体の力が抜けるような感覚を体験した後に襲ってきたのは、リフレッシュ感でした。

人間の体温に近い「不感湯」は、自律神経をととのえる効果があると言われており、通常の湯船に比べて高いリラックス効果を期待できることで知られています。

通常のサウナ浴は、サウナ→水風呂→休憩のルーティンが基本ですが、水風呂→不感湯だけで、同じくらいの心地よさを感じることができました。

2.冷冷交代浴のやり方

2.冷冷交代浴のやり方

冷冷交代浴はシンプルですが、順番を守ることが大切です!

①サウナで体を温める

通常のサウナと同じようにサウナへ。体をしっかり温めましょう。

冷ための水風呂へ

12〜18度の水風呂で、一度クールダウンします。目安は1分程度ですが、無理なくチャレンジしましょう。

ぬるめの水風呂に移動

そのまま「不感湯(34〜37度程度)」、もしくは①よりも水温の高い水風呂へ浸かります。

不思議なことに「ぬるい」と感じられると思うので、無理のない程度で5分ほど浸かってみましょう。ただし、長く浸かりすぎると、体温が思ったよりも低下してしまうので、最初は短めに。徐々に慣れてきたら時間を調整してみましょう。

④イスやベンチに座って休憩する

冷冷交代浴後も、イスやベンチに座って、ゆっくり体を休めましょう。サウナ→水風呂→休憩の通常ルーティンとはまた違う心地よさに出会えると思います。

3. 冷冷交代浴で注意したい4つのこと

3. 冷冷交代浴で注意したい4つのこと

新たな感覚を味わえる、冷冷交代浴。実践するときは、ぜひ以下4点に注意してみてください。

①順番を守る「冷 → ぬるめ」が基本!

冷冷交代浴の基本は「冷ため → ぬるめ」の水風呂をはしごするものです。

稀に「ぬるめ→冷ため」で入浴する猛者もいますが、上級者向けの入り方です!体に強い負担がかかる場合があるので、自分に合った方法で、無理なくチャレンジして欲しいです。

②心疾患・高血圧の方は要注意

サウナ浴と同じく、心疾患のある方、高血圧の方、持病をお持ちの方などは、かかりつけ医に事前に相談が必要です。

③体温を下げすぎないよう注意

上手に「冷冷交代浴」ができると、今までにない心地よさを味わえるはずです。ただし、長時間の入浴には要注意。やりすぎてしまうと、必要以上に体温を下げてしまう可能性があります。

最初は入水時間も短めにして徐々に体を慣らし、刺激を求めすぎないことが大切です!

④冷冷交代浴→休憩のルーティンを守る

冷冷交代浴の後は、外気浴や休憩スペースで体を休ませてあげてください。

体の冷えすぎを防ぐことができ、同時によりリラックス効果を実感できるはずです。

体調に合わせる

サウナ浴同様に、睡眠不足や飲酒後、体調がすぐれないときは冷冷交代浴は避けましょう。

4.まとめ

水風呂がもっと楽しくなる「冷冷交代浴」。

  • ・サウナで熱くなった体を冷やすため
  • ・外気浴を気持ちよくするため

そんな風に水風呂に入っていた方も、冷冷交代浴を試したらもっと、水風呂の気持ちよさを実感できるかもしれません。

ただし、無理のない範囲で行うことが大前提です!「ぬるめ→冷ため」の順番を守り、体調に合わせて取り入れることで、安全に、そして気持ちよく楽しめるはずですよ!

ぜひ、トライしてみてくださいね!

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
ご予約・入会申し込みはこちら