健康診断、試合、結婚式……前日にサウナに入っても大丈夫？
サウナと健康健康診断、大切な試合、結婚式……大切な日の前の日だからこそ「サウナに入って身体も気持ちもリセットしたい」と思う方もいるかもしれません。今回はそんな「○○前日のサウナ」に注目し、サウナの健康効果を解説しながら、前日にサウナに入っても問題ないのかをひも解きます！
- 目次
1.サウナで期待できる健康効果
まずは、サウナ浴によって期待できる「健康効果」について見ていきましょう。サウナに入ると身体にどのような効果が期待出来るのでしょうか？
①疲労回復
サウナに入ると「疲労回復」が期待できます。
サウナで身体があたためられ全身の血流が良くなった結果、身体の細部に新鮮な酸素と栄養素が行き渡るからです。
また、血流が良くなると老廃物が回収され、尿・便と一緒に排出してくれます。体内のリセットが進み、身体の疲れを解消させることができます。
②睡眠改善
サウナには「睡眠改善効果」が期待できると言われていますが、これには「自律神経」と「深部体温」が関係しています。
サウナ→水風呂→休憩と、くり返すことで乱れた自律神経がととのい、睡眠の質を向上させてくれます。また、サウナで深部体温を一度上昇させることで、入眠時には自然と深部体温を下げることができ、寝つきがよくなる効果も期待できます。
③代謝アップ
サウナを習慣化することで、太りにくく、痩せやすい身体を目指すことができます。
これはサウナの温冷交代浴で、自律神経のパフォーマンスを向上させ、代謝アップを目指せるからです。
④肌荒れ改善
肌荒れの原因になる「ターンオーバーの乱れ」。サウナで血流を上げることで、ターンオーバーの乱れがととのいます。
ただし、サウナ後は熱による刺激で肌は敏感な状態です。しっかり保湿ケアを行いましょう！
⑤ストレス解消
サウナは「ストレス解消」にも最適です。
サウナ→水風呂→外気浴で、乱れた自律神経のバランスがととのい、幸せホルモンの「セロトニン」の分泌を正常化します。気分の落ち込み、メンタルケアにも最適です。
また、身体を温めることで高いリラックス効果が期待できます。
⑥脳疲労解消
情報過多が原因で脳への疲労が蓄積されると、集中力が続かなかったり、よく眠れない日々が続いたり……。日常生活に支障をきたしかねません。
そんな脳疲労を解消させるのに、サウナはとても有効です。血流改善により、脳への酸素・栄養素の補給、老廃物の回収が進むからです。
2.前日サウナNG！健康診断、試合、結婚式の前日に注意
サウナに入ると、さまざまな「健康効果」が期待できますよね。
そうなると「大切な日の前日こそサウナに入るべきでは？」と思う方も多いと思いますが、高い健康効果が期待できるからこそ、サウナは体内のエネルギーを多く消費する入浴方法なんです。
ここからは、前日にサウナを控えるべきシチュエーションを紹介します。
①健康診断の前日
健康診断前日のサウナは控えるのがおすすめです。
サウナで大量に汗をかくことで、体内の水分が不足し、「尿酸値」「腎機能」の数値が高く出てしまう場合があるからです。また、長時間サウナに入り続けたり、十分な水分補給がなされていないと、翌日体調を崩してしまう場合があります。
朝食を抜く必要があったり、血液を採取したり。健康診断は万全の体調でのぞむのがおすすめです。
サウナは控えて、ゆっくり湯船に浸かる程度にとどめておきましょう。
②スポーツ大会などの激しい運動の前日
大切な試合の前日や、激しい運動の前日のサウナは控えておきましょう。
サウナ浴中の体内は、熱いサウナと、冷たい水風呂の「激しい環境変化」に適応しようと大忙し。サウナは、高い健康効果が期待できる一方で、ある程度の体力が必要な入浴方法です。
翌日に激しい運動を控えているにもかかわらず、サウナに入ると、体温の上昇などで体に負荷がかかります。そのため、前日のサウナはおすすめできません。
運動後は、サウナでに入ると疲労回復が進み、なおかつ睡眠の質を向上させることから、休息の手助けになります。サウナに入りたい方は、運動後のサウナがおすすめです！
サウナと運動の関係がもっと知りたい方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
③結婚式の前日
むくみ対策のためにサウナで汗を流したい！そんな方は多いはず。
ですが、結婚式前日のサウナは避けてもいいかも知れません。間違った入り方をすると身体に負荷がかかり、翌日体調不良を引き起こす可能性があるからです。
前日のサウナはあまりおすすめできませんが、定期的にサウナで汗を流すことで「肌荒れ改善」や「新陳代謝の活性化」が期待できます。
ぜひ長期的にサウナを活用してみてください！
3.前日サウナOK！おすすめのシチューエーション
身体に負荷がかかる日の前日のサウナはおすすめできませんが、むしろ前日のサウナで翌日のパフォーマンスを向上させることもできそうです。
1.ぐっすり眠りたいとき
2.肩こり腰痛がつらいとき
3.プレゼン前で集中力を上げたいとき
4.メンタルの乱れが気になるとき
睡眠改善、疲労回復、脳疲労解消、ストレス解消……と、あらゆる健康効果が期待できるサウナは、こういったシチュエーション前日に最適です。
ただし、無理なく自分が「心地いい」を思える入り方、時間で楽しむことが重要です。サウナでストレスを感じたり、必要以上に長く入るとかえって翌日のパフォーマンスを下げてしまいます。
4.まとめ
1.健康診断の前日
2.スポーツの前日
3.結婚式の前日
翌日、身体や心に「負荷」がかかりそうな日の前日はサウナは控えるのがおすすめです。
ぜひ、サウナの健康効果と正しい入り方を理解して、上手にサウナと付き合っていきましょう。
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- はせがわみき
- フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
- はせがわみき
