水風呂は頭まで潜るのはOK?NG?水風呂の正しい入り方

「水風呂で潜ったら怒られてしまった…」サウナの作法がいまいちわからず、注意を受けてしまった経験はありませんか?なかでも、「水風呂で頭まで潜っていいのか」問題は、気になる方も多いですよね。そこで、この記事では「水風呂」にまつわるマナーをご紹介します。なぜ、水風呂で潜水すると怒られるのか、そもそも正しい水風呂の入り方とは?あらゆる疑問にお答えします!
- 目次
Q.水風呂に頭まで潜るのはOK?NG?

公共のサウナ施設では「頭まで潜ること」は基本的に推奨されていません。
ただし、ルールは施設によって異なることも多く、もしも潜ってみたいと思っている方は、施設側に確認するのがおすすめです。
施設によっては、2種類の水風呂を用意し、片方は「潜水NG」・片方は「潜水OK」と使い分けているところもあります。
Q.なぜ、水風呂で頭まで潜るのはNGなの?

「水風呂に潜らないでください!」と注意を受けた経験がある方は、「なぜダメなの?」と思わず首を捻ってしまったはず。
水風呂への潜水をNGにしている理由は、主に「衛生面の管理」です。
・衛生面の管理
頭まで潜ることで、頭部の汚れや油分が水風呂に流れ出し水風呂の「清潔さ」が失われてしまいます。抜け毛への対策も理由のひとつです。
水風呂の目的は、サウナで熱された身体をクールダウンするための場所。汗や汚れを洗い流す場所ではありません。潜水NGは、利用者が気持ちよく水風呂に入るための配慮とも言えるんですよね。
「水風呂はかけ湯・かけ水で汗を流してから」というルールも、水風呂の衛生面を保つためのものです。
Q.潜水できる水風呂って存在するの?

もちろんあります!
プライベートサウナの場合、利用者の入れ替えごとに水を張り替えるのが基本です。そのため、潜水OKとしているところが多いです。
ただ、こちらも施設によってルールは異なるので、事前に確認しておきましょう。
公共サウナで潜水OKの場合は、水をかけ流し(常に水が流れる)にしているところが多く、いつ入っても水の清潔さが保たれるようになっていたり、循環システムを導入していたりと、企業努力が光る部分でもあります。
どちらにせよ、施設への感謝を忘れずに利用したいところですね!
Q.水風呂の正しい入り方を教えて!

①手足→太もも→全身→頭の順番で、かけ水・かけ湯をし、汗を流しましょう
手足から順番に水をかけるのは、ヒートショック(温度変化によって血圧が大きく変動し、失神、不整脈、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす健康被害のこと)を防ぐためです。
このとき、周囲に人がいないか確認してからかけ水を行うとスマート!立ちながらかけ水すると、周囲に飛び散りやすいので注意しましょう!
②息を大きく吐きながら、ゆっくり入水しましょう
温度変化に敏感な手を水につけると体がびっくりします。大きく息を吐きながら、手首から上を水につけずに入水するのがポイントです。
③水風呂の中では動かず、じっと座ります
動くとより水風呂が冷たく感じやすいです。動かずにいると、自分の体と水の間にうす〜い膜(羽衣)ができるので、次第に冷たさを感じにくくなります。
※ブクブクのジャグジータイプ(=サウナ界隈では「バイブラ」)だと、羽衣はできません
④首のつけ根あたりを冷やすイメージで、肩まで浸かりましょう
30秒〜2分程度が目安です。ただし無理は禁物。(筆者は水風呂が苦手なので、サッと浸かって上がることもしばしば)
喉あたりがスーッと冷たくなったり、吐く息が冷たく感じたり。このタイミングが水風呂から上がるサイン。長く浸かりすぎると、体が冷えすぎて危険なので注意しましょう!
⑤波を立てずにゆっくり上がりましょう
ばしゃばしゃ波を立てて上がると、他の利用者の「羽衣」を壊してしまいます。
スマートな立ち振る舞いではないので、入るとき、上がるときも動作はゆっくりが基本です。
Q.そもそも、なぜサウナ後に水風呂に入るのがいいとされているの?

水風呂には、以下5つの効果が期待できます!
・身体を均等に・短時間で冷やせる
・交感神経を引き上げる (ととのいやすくなる・外気浴が気持ちいい)
・自律神経に刺激を与える (メンタル向上・睡眠改善など)
・血流促進 (血管の収縮⇔拡張効果)
・「冷たくて気持ちがいい」特別感を味わえる
休憩での「心地よさ」「クールダウン」「自律神経への影響」「血行促進」、さまざまな効果が期待できるからこそ、サウナ→水風呂→休憩のルーティンがサウナにおける「基本」と言われているんですよね!
Q.水風呂に入らずでもサウナは楽しめる?

楽しめます!
水風呂が苦手な方は、水シャワーで代用してみましょう。サウナ→外気浴でも充分心地よさを味わえると思います!
そもそも水風呂は、無理して入るべきではありません。ご自身の好み、体調と相談して自分ペースで楽しんでみてくださいね。
まとめ
水風呂にまつわる疑問にお答えしました。
潜水については「施設のルール次第。基本NGなところが多いですが、施設によっては体験できるところもある」という結論でした。