夏サウナはキツイ?実は夏だからこそメリット多数!注意点も

暑い季節のサウナ。外気浴で思ったほどリラックスできず「上手くととのえない」という声も聞こえてきます。夏場は体温も高くサウナに入っても心地よさを感じられず「きつい」という声も。ところが、夏のサウナには想像以上の効果があるんです。この記事では、夏サウナのメリットをわかりやすく解説します!注意点も合わせて解説するので「この夏サウナに行きたい!」と思っている方は必見です。
- 目次
1.夏こそサウナ!夏に行くサウナのメリット3選
①「冷房病」で乱れた自律神経をととのえる

冷房病(クーラー病)とは、冷房の効いた室内と暑い屋外との温度差、冷房の使いすぎによって、自律神経のバランスが崩れてしまうことです。
そんな冷房病に、サウナはとても有効です。
サウナの「熱い」水風呂の「冷たい」を交互に入浴することで、交感神経⇔副交感神経に刺激を与え、乱れた自律神経のバランスがととのいやすくなります。
自律神経は、呼吸・心拍・体温調節・内臓の働きを司る「生命維持装置」といわれる神経です。自律神経がととのうことで、内臓や細胞が本来の力を発揮できるようになり、冷房病による体調不良にも効果が期待できますよ!
定期的なサウナ浴で汗をかく習慣ができると、体温調整機能も向上できるので一石二鳥です。
②危険な「熱中症」を予防

暑さに身体が慣れていないために、うまく体温調整が行えず、熱が体内にこもってしまうのが熱中症の原因です。
そんな熱中症の原因になる、「体温調整機能」の力を呼び覚ましてくれるのがサウナです。
サウナに入ると、サウナ室の「熱」、水風呂の「冷たさ」による「温冷交代浴」によって、自律神経がととのい体内の調整機能が活性化されます。
短い時間で自律神経、血圧、脈拍数などに変化が起ることで、体温調整機能が強制的に作動し、熱に対応する耐性がつくようになるんです。
日常的に運動している方、汗をかく習慣がある方は「熱中症」にかかりにくいと言われています。日常的な運動、サウナ・入浴は、「熱中症予防」に非常に効果的ですよ!
③寝づらい夜を快適に

人がスッと入眠するためには「深部体温の低下」が重要だと言われていますが、夏は身体の内側に熱がこもりやすく、睡眠の質を低下させてしまう原因に。
深部体温は、一度ぐっと上昇させると下がりやすい特徴があるため、「深部体温」のコントロールにサウナはとても有効です。
サウナでじわじわと体温をあげてから、水風呂へ。血管が収縮し、体内の血液が深部に集中することで、深部体温を上昇させることができます。
その後、ゆっくりと休憩を行うことで、入眠時に深部体温が下がりやすく、寝つきの悪さの解消に役立ちます。ただし、必要以上に身体に熱を残さないために、水風呂後にしっかり休憩を行い、体温のクールダウンを行いましょう!
就寝の2時間前までにサウナを済ませておくと、自然と入眠しやすくなるのでおすすめです。
2.「夏サウナはきつい」と感じる3つの原因
夏にサウナに入るメリットをご紹介しましたが、「そもそもなぜ夏場のサウナはきつく感じるの?」と思いますよね!そこで、考えられる3つの原因をまとめました。
① もともと体が暑い状態で、さらに熱を重ねるから

夏は外気温が高く、サウナに入る前から体がすでに温まり気味です。 そこにサウナの熱が加わることで、身体が危険を察知し、ストレスホルモン(コルチゾールなど)が分泌されます。
このストレスホルモンは、自律神経を緊張モードに切り替えたり、痛みや不快感への感受性を高めたりします。その結果、サウナ本来の「心地よさ」が感じにくくなり、「きつい」と感じやすくなってしまうのです。
② 「隠れ脱水」による体調不良を引き起こしやすいから

夏場は、汗がじわじわ出ていることに気づきにくかったり、湿度が高く汗が蒸発しにくかったりと、「隠れ脱水」を引き起こしやすい時期です。
脱水の自覚がないままサウナでさらに汗をかくことで、身体の水分が不足しやすくなり、頭痛やだるさ、のぼせなどの症状を引き起こす原因になります。
その結果、本来は心地よいはずのサウナが「きつい」と感じやすくなってしまうのです。
③ 外気温が高く、いつもの調子でととのえないから

夏は外気温が高いため、外気浴をしても体が十分に冷えない・リラックスできないことがあります。
「いつもよりリラックスできない」「いつものリズムで入ってもととのわない」そのような小さなストレスが、夏のサウナを遠ざけてしまう原因になるのです。
3.夏サウナを快適にする方法
せっかくなら、年中サウナを楽しむために、夏のサウナも快適にしたいですよね!
夏のサウナがきついと感じたら試してほしい、3つの方法をご紹介します。
①サウナの前に軽く「水シャワー」or「水風呂」

体温が高く、サウナに入っても心地よさを感じずらい場合は、サウナ前に水シャワーを浴びて、一度体温を下げてみましょう!
可能なら、サウナ前に水風呂に入る「水通し」を行うこともおすすめですが、上級者向けのテクニックなので、無理は禁物。
いきなり水を身体にかけると身体が緊張しやすいので、ゆっくり、そしてぬるめにして身体にならしながらチャレンジしてみてください!水シャワー→いすに座って休憩→サウナの順番もおすすめです!
②サウナに入る日は十分な水分補給

サウナ・スパ協会によると、1回のサウナ浴で出る汗の量は『約300~400ミリリットル(※1)』ほど。
隠れ脱水を引き起こさないためにも、サウナに行く日は事前にこまめな水分補給を行うのが鉄則!
ちなみに、人間の身体は、一度にコップ一杯分の水(200ml程度)しか吸収できないそうなので、一度にたくさんでなく「こまめに」がポイントです。
サウナ前・サウナ中・サウナ後は、とくに体内から失われたに水分・ビタミン・ミネラルの補給に努めてくださいね!

青山にあるプライベートサウナ「LOCA THE CLASS. AOYAMA」では、冷蔵庫内に用意されたミネラルウォーター、ポカリスウェットなどのドリンクが飲み放題。さらに、ミネラルやビタミンなどを補給できるサプリメントの準備もあります!(追加料金なし)
「しっかり水分補給ができているか心配」という方は、ぜひこういった施設で夏サウナを楽しむのもおすすめです。
③無理に外気浴せず、内気浴を上手に活用

外気温が高い夏場のサウナは、ぜひ「内気浴」を上手に活用しましょう!
内気浴できる場所がない場合は、洗い場のイス(混雑時は難しいかもしれませんが)、脱衣所のベンチを活用するのも手!
また、「夏場のサウナは、内気浴できる施設の開拓」と決めて、内気浴が気持ちいい施設を探すのも楽しいですよ。

「LOCA THE CLASS.AOYAMA」には、空調が安定した室内で心地いい内気浴が叶うスポットが用意されています。
ひとり1台横になれる休憩ベッドが用意されているほか、休憩専用のバスローブが用意されているおかげな急激な冷えを感じにくいのもおすすめ理由です!
気になる方は、【初回半額体験】できるプランで、ぜひ体験してみてください!
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「夏サウナはきつい」という意見がある一方で、メリットも多数あることがわかりました。
ぜひ暑い夏も、正しいサウナ浴で心身ともに健康を目指していきましょう!
※引用元:「なぜサウナは健康によいのか」,日本サウナスパ協会