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結局「水風呂」って何度がベスト?温度別の「体感レビュー」まとめ

サウナコラム

施設によって、温度が全く異なる水風呂。「結局のところ、水風呂って何度がいいの?」「自分に合う水風呂の温度って?」と疑問に思う方も多いのでは?そこで、水風呂の最適な温度を調べてみました!これまでさまざまな水風呂に入ってきた、筆者独自の温度別「体感レビュー」もあわせてご紹介します。

目次

1.水風呂の最適な温度は「16〜17度」

1.水風呂の最適な温度は「16〜17度」

水風呂のベスト温度。人によって意見が分かれるところですよね。

ひとつの目安となるのが、サウナドクター・加藤容崇氏の著書『医師が教えるサウナの教科書』の中で書かれている、『水風呂の温度は16〜17度付近が最適(※)』という記述です。

著書の中には、「人が痛みを感じにくいギリギリの温度は、16〜17度付近(※)」と記されています。

サウナで「ととのう」を目指すには、サウナと水風呂の温度差のギャップが必要です。サウナで身体を温め、水風呂でしっかり身体を冷やすことで、交感神経が刺激され、その後に休憩することで、副交感神経が優位に働き、身体がリラックスするからです。

 


※引用元:加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月,90ページ

2.水風呂の温度別「体感レビュー」

2.水風呂の温度別「体感レビュー」

個人的に「16〜17度の水風呂が最適」と言われるのは、あくまで“ひとつの目安”だと考えています。どの施設も、サウナとのバランスを見ながら水温を設定しているからです。

水風呂の適温も「人それぞれ」。

ですが、「自分に合った水風呂の温度がわからない」「なんとなく入っている」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、サウナ歴9年の筆者が、これまで体験した温度別に「体感」をまとめました。あくまで個人的な感想ですが、温度選びの参考にしてみてください。

21〜25度

いわゆる「ぬるめ」の水風呂。長く浸かれるから、ゆったり心地よくクールダウンしたいときにベスト! チラーを使わず、地下水や井戸水など自然の恵みをそのまま味わえる施設が多いのも特徴。水質好きにはたまらない。個人的には一番好みです!

19〜20度

刺激少なめで、誰でも入りやすい。初心者のデビューにもぴったり。ゆっくり体を冷やしたいときにおすすめです。

18度

冷たさと心地よさのバランスが絶妙。まわりでも「昔はもっと冷たいのが好きだったけど、最近は18度くらいがいい」という声が多い印象です。快適さ重視派にもおすすめ。

16〜17度

個人的に「水風呂の王道」に認定!しっかり温まった後なら、冷たさより心地よさが勝ります。

15度

ちょっと攻めた冷たさ。ガツンと冷える感覚が楽しい。アツアツサウナと相性バツグン。最近はこの温度を設定している施設が増えた印象です。

13〜14度

「キーン」とした冷えが刺さる温度。刺激強めで、ととのいたい人にクセになる感覚が味わえるはず。サウナとの温冷バランスにこだわる施設も多く、サウナ好きに好まれる温度設定。

10〜12度

鋭い冷たさ。クイックで一気にクールダウンしたいときにおすすめ。温まりが足りないと入るのに苦労するかも。

10度以下

いわゆる「グルシン」(シングル温度)。一瞬でビリビリ冷える。長時間の入浴は難しいです。一方で、挑戦したくなるエンタメ感あり!設置している施設はレア!

3.これをやったら水風呂克服!水風呂に入れるようになった4つのコツ

実はわたくし、サウナにハマった時から現在まで「水風呂」が苦手です。

最初はなかなか水風呂に入れませんでしたが、4つのコツを意識することで、克服できました!

ここでは、水風呂が苦手だった私が水風呂に入れるようになるコツをご紹介します。

息をふ〜っと吐きながら入る

息をふ〜っと吐きながら入る

水風呂に入るとき、息をグッと止めてから入っていませんか?実は、息を止めて水風呂に入ると、心臓に負担がかかり「しんどい」と感じやすくなります。

水風呂に入るときは「ふ〜」っと息を吐きながら入るのがコツです。

息を大きく吐くことで、副交感神経が働き、身体がリラックスします。痛みや辛さが軽減されるので、息を止めるよりずっと、スムーズに水風呂に入れるはずですよ!

1セット目から無理に水風呂に入らない

1セット目から無理に水風呂に入らない

身体が十分に温まっていないと、なかなか水風呂にチャレンジする気になりませんよね。

そこで私は、サウナ前にゆっくり湯船に入ること、1セット目から無理に水風呂に入らないことを意識しています。

2セット目以降で「身体がクールダウンを求めている」と感じたタイミングで水風呂に入ると、すんなり水風呂にチャレンジできますよ!

手を水につけない

手を水につけない

水風呂に入るとき、手で温度を確かめてから入っていませんか?手のひらは温度にとても敏感な部分です。身体よりも先に手のひらが水の温度を感じてしまうと、身体が「冷たい」と感じやすくなります。

そこで意識したいのが、身体が水風呂に浸かったあとでも、手より上を水につけないこと

息をふ~っと吐きながら、ゆっくり入水し、手から上が出ている状態だと、案外スムーズに入れるはずです!

ゆっくり入水する&動かない

ゆっくり入水する&動かない

勢いに任せて「バッシャーン」と水風呂に浸かると、体が急激な冷たさを感じてしまい、「怖い」「しんどい」を感じやすくなってしまいます。

水風呂に入るときは、動作をゆっくりするのがおすすめ。かけ水をして身体を水に慣らしたら、足元からゆっくり水に浸かります。腰あたりまで入水したら、ゆっくり垂直に沈むように入水してみてください!

動作をゆっくりとすることで、身体が水の冷たさにびっくりすることもありません。水風呂はていねいに、やさしく。「ゆっくり動く」を意識してみましょう。

4.まとめ

水風呂のベスト温度や、筆者独自の感想、加えて水風呂が入れるようになるコツをご紹介しました。

  • 一般的なベスト温度:16〜17度
  • ※ただし、個人差が大きい
  • 温度体感レビュー
  • 21〜25度:ぬるめ
  • 20〜19度:ややぬるめ
  • 18〜15度:ベスト帯
  • 14〜10度:冷ため
  • 10度以下:かなり冷ため

 

  • 水風呂に入れるようになるコツ
  • ①息を吐きながら入る
  • ②1セット目からすぐ入らない
  • ③手から上を水につけない
  • ④ゆっくり入る・動かない

ぜひこの記事を参考に、”自分好みの水風呂”を追求してみてくださいね!

この記事を書いた人
ライター・はせがわみき
はせがわみきhttps://twitter.com/hamigaki_write
フリーランスライター・社会人になりたての頃、会社の先輩からすすめられた「サ道」を読んだことがきっかけでサウナへどっぷりはまる。サウナは歴8年。サウナスパ健康アドバイザー資格保持。好きが高じて、現在はサウナ施設・銭湯への取材・レポート記事をメインに手がける。好きなサウナは中温・高湿度。好きな水風呂は、ぬるめの18度。
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