サウナで仕事の効率アップ!サウナで仕事のパフォーマンスが上がる5つの理由
サウナに入ったあとは、なぜか仕事が捗る…!そんな経験ありませんか?サウナには、仕事の効率を上げてくれる効果が期待できるんです!なぜサウナに入るだけでパフォーマンスが上がるのか気になりますよね。今回は、サウナで仕事の効率アップを目指す【前編】。サウナで仕事のパフォーマンスが上がる5つの理由を解説します。
①脳疲労が取れるから
「脳疲労」というワード、聞いたことありますか?その名の通り「脳が疲労している」ことを指します。特に「スマホ」を手に入れた現代人の脳は、常に情報処理に追われ、脳の疲労が深刻化していると言われています。
脳疲労が進むとどのようなことが起こるでしょうか?情報量に対して脳の処理が追いつかず、仕事に集中できない、ぼーっとする、ミスが増えるなど、仕事においてマイナスなことばかりが起こります。また、脳をオフできないがゆえに、常に活動モード(=交感神経)がオンの状態が続き、自律神経の乱れから身体にあらゆる不調が起こることもあります。
そんな脳疲労を解消してくれるのが、サウナです。
サウナに入ると情報を遮断できるため、強制的にデジタルデトックスが叶います。また、サウナによって血流が良くなることで、脳へ血液により新鮮な酸素・栄養素(=ブドウ糖)が届けられ、リフレッシュ。脳のパフォーマンスが向上すると言われています。
②集中力があがるから
サウナに入ると集中力が上がると言われるのは、サウナに入ることで「α波が正常化する」からです。「α波」とは、脳波の波形の一つで、瞑想状態や気分が落ち着いている状態で出やすいと言われています。
α波が正常化すると、集中力・ワーキングメモリーの向上が期待できます。ワーキングメモリーとは、パソコンで例えると「メモリ」のようなものです。メモリ不足のパソコンを使うと処理に時間がかかったり、必要なデータをすぐに取り出せなかったりと、作業が思うように続かず集中力がどんどん下がっていきます。
ですが、メモリに余裕が生まれるとどうでしょうか?
処理がサクサク進むので作業に集中できますよね。また、容量に余裕があるため、必要なデータは手元に置いてすぐそばに置いておけます。結果、集中力が上がり、決断力もアップ!つまりサウナに入ることで、サクサク仕事ができる状態に脳を”ととのえられる”ということです。
③疲労回復が期待できるから
「体が資本」とよく言います。どんなに仕事を頑張りたくても、身体が思うように動かないと元も子もない……ということです。健康な身体でいるために必要なことは、1日の終わりに疲れた身体と脳をしっかりリフレッシュさせること。
しかしながら、日々仕事が忙しくて「疲労回復」が追いつかない……そんな方も多いはず。
そこで登場するのがサウナです!サウナに入ると血流が良くなり、全身の臓器に新鮮な酸素・栄養素がぐんぐんと運ばれていきます。さらに、体に溜まった老廃物を回収し、尿や便から排出する働きを高めてくれるんです。
疲労が溜まった状態とスッキリした状態。どちらがパフォーマンスの高い仕事ができるか、言わなくても答えは明確ですよね?
④感情的にならなくなるから
つい感情的になってしまうと、チームメイトとうまくコミュニケーションが取れずに仕事の進みが悪くなったり、自分自身の集中力も下がったり。いいことなしです。つい感情的になってしまう、イライラが続く……そんな気持ちを和らげてくれるのにもサウナは大変有効です。
サウナに入ると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されるからです。なぜサウナに入ると幸せホルモンが分泌されるかというと、サウナで「腸」が温まるからです。
幸せホルモンである「セロトニン」は、体温・食欲・睡眠など身体のあらゆる調整を担う脳内の「視床下部」から分泌されます。この視床下部に「幸せホルモン」の分泌を指令するのが腸なんです!
サウナで体の深部まで温まる
↓
腸が温まる+活性化
↓
視床下部へホルモン分泌を司令
↓
幸せホルモンが分泌される
ちなみに、幸せホルモンが低下すると、気分が落ち込みやすくなります。「気分が上がらない」「イライラがおさまらない」などを感じ始めたら、サウナに行くベストタイミングかもしれません。
⑤アイデアが浮かびやすくなるから
「新しいアイデアが必要なのに、何も浮かんでこない」「明日までに原稿を仕上げないといけないのに、全然言葉が出てこない」新しい発想やアイデアが必要なときこそ、サウナがおすすめ!
わたし自身サウナに入った後はなるべく「集中して文章を書く時間」を確保しています。サウナに入ることで脳内のパフォーマンスの向上が期待できるからです。「サウナに入ると全身の血流が良くなる」ことは何度もお伝えしていますが、血流が良くなることで最高のパフォーマンスを発揮すると言われるのが「脳」です。
脳内に流れる血液量は、全身の血液量のおよそ15%。つまりこれは、脳が正常に機能するために大量の「血液」が必要だということを表しています。サウナに入ると血流が良くなるため、新鮮な酸素・栄養素がどんどん脳内へ送り込まれます。と、同時に老廃物は回収されるため、脳がリフレッシュ!
アイデア出しにつまったら、サウナで体を温め血流をよくする。ぜひ仕事に行き詰まったら、試してみてください。
まとめ
①脳疲労が取れるから
②集中力があがるから
③疲労回復が期待できるから
④感情的にならなくなるから
⑤アイデアが浮かびやすくなるから
サウナで仕事のパフォーマンスが向上する5つの理由を解説しました!ここまで読んでくださった方は、仕事のパフォーマンスを上げるために「サウナ」がとても有効だということがお分かりいただけたかと思います。
次回【後編】では、仕事のパフォーマンスを向上させるための「サウナの入り方」についてご紹介します!ぜひそちらも合わせて読んでみてください。
参考文献
・早坂 信哉 監修,『名医がやっている 正しいサウナの入り方』,宝島社,2023年7月,48,54ページ
・加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月,29-30ページ
・小林弘幸著,『自律神経の名医が教える! サウナのトリセツ』,学研プラス,2021年9月,72,157ページ