ととのいたい人集合!上手に「ととのう」ために意識したい3つのこと
サウナ→水風呂→休憩……このルーティンをくりかえすと「ととのう」感覚が味わえる。サウナ好きなら知らない人はいないですよね。ところでみなさんは、安定した「ととのい」を味わえていますでしょうか?「なぜか今日はととのえなかった……」そんな日が続いているという方も多いのでは?そこで今回は「ととのう」ために意識したい、3つのポイントをみなさんに共有します!
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結局「ととのう」ってなんだっけ?
サウナ好きを公言すると決まって聞かれるのが「”ととのう”ってなんなの?」という質問ですよね。
「ととのう」とは、身体はとても軽くリラックスしているのに、頭はシャキッとさえている状態とよく言われます。
医学的にいうと
サウナの刺激で自律神経が働いて血流がよくなった状態(※)
が「ととのい」の正体です。
自律神経とは、血流や呼吸、睡眠や体温などを無意識にコントロールしてくれる「生命維持装置」のこと。自律神経には、活動時に優位になる「交感神経」とリラックス時に優位になる「副交感神経」があります。
この2つがバランスを保って活動することで、朝はパッと目覚めて昼間は仕事に集中でき、夜は自然と眠くなる……いわば「健康的」な生活を送ることができます。
「ととのう」ためには、「サウナ→水風呂→休憩」つまり「基本の1セット」をくり返すことが必要だとよく聞きますよね。これはつまり、サウナ→水風呂→休憩の急激な温度変化により「自律神経に適度な刺激を与えることが必要」と言い換えることができます。
サウナで身体をあたため、水風呂に入ることで「極限状態モード」つまり「交感神経」が優位な状態に突入します。このままでは「ととのう」ことではできません。「ととのい」の肝となるのが「休憩」です。
極限状態モードだった身体は、イスに座ったり、横になったりすることで急激に「リラックスモード」、つまり「副交感神経」が優位な状態へ切り替わります。ここで味えるのがいわゆる、あの「ととのった〜」という感覚。ディープリラックス状態です。
「サウナ」で温まり「水風呂で」身体を冷やし、温度変化によって刺激を与えた状態で「休憩」することで、「交感神経」と「副交感神経」の切り替えを意図的につくりだし、自律神経の働きによって「ととのう」ことができます。
つまりととのうためには、自律神経に適度な刺激をあたえ、血流をよくすることが重要です!
※引用元「サウナで「ととのう」とは?心も体もリフレッシュできるサウナの楽しみ方」,大正製薬
「今日は絶対ととのいたい!」って人集合!3つのコツ
「ととのうとは?」をおさらいできたところで、ここからが本題。
「ととのい」を味わうと、その日はぐっすり眠れたり、気持ちが楽になったりいいこと尽くしですよね。高い恍惚感を得られることから「今日は絶対に”ととのい”たい!」、そんなも日あるかと思います。
そこでここからは「ととのう」ために意識したいポイントや入り方をご紹介します。ぜひ次回のサ活で試してみてくださいね。
1.サウナでしっかり温まり、水風呂に入ること
サウナの健康効果が高いと言われるのは「温冷交代浴」によって血行が良くなるからです。
先ほど、ととのうためには「極限状態」と「リラックス状態」の変化によって、交感神経と副交感神経が入れ替わる瞬間つくり出すことが大切だとお伝えしました。
サウナでいう「極限状態」とはいわゆる「温冷交代浴」のこと。サウナ熱によって身体が温められると血管が「拡張」します。その後水風呂に浸かると、冷たさにより血管は「収縮」します。血管の「拡張」「収縮」の変化によって、血液がサーッと全身をかけめぐり血行促進へとつながっていきます。
サウナと水風呂で身体に急激な変化をもたらす「温冷交代浴」が、ととのうためには必要です。無理は禁物ですが、ととのいたい方は、サウナでしっかり深部まで温まり、そして水風呂に浸かるという「変化」を意識してみてください!
今日は絶対にととのいたいという方は、サウナと水風呂チョイスも重要かもしれません。
ちなみに、LOCA THE CLASS. AOYAMAでは身体の深部まで温めてくれる「マグマスパ式サウナ」を採用しています!ぜひととのいを味わいたい日こそ利用してみてください。
2.勝負は2分!水風呂から出たらすみやかに休憩へ
よく「この施設は神動線だ」と評価される施設を見かけませんか?
サウナの中の動線というのは、サウナ→水風呂→休憩、このルーティンの動線がシンプルで、かつ速やかに行動できるよう設計されていること。
そもそもなぜ「動線」が重要かというと、ととのうための大きな鍵を握る存在だと言われているからです!「ととのいタイムはわずか2分」と言われています。
医師である加藤容崇氏の著書『医者が教えるサウナの教科書』という書籍の中に、このような記述があります。
「ととのい」とは、血中には、興奮状態の時に出るアドレナリンが残っているのに、自律神経はリラックス状態の副交感神経優位になっている稀有な状態。そして、真の「ととのい」タイムは約2分間で終了します。(※)
血中にアドレナリンが残ったでリラックスしている状態を「ととのい」と指し、そしてととのいを味わうためには2分間しか猶予がないという記述です。
つまり、水風呂後にモタモタしているとせっかくの「とととのいチャンス」を逃してしまうんです。「ととのい」を味わうためには、水風呂の後に湯船に浸かったり、もう一度サウナに入ったりはNG。水風呂後は身体の水滴を拭きつつ、すみやかに休憩スポットに移動しましょう。
水風呂から休憩スポットまでの移動距離が長かったり、階段を登ったりする必要がある場所だと、ととのいを感じにくいかもしれません。今日は絶対にととのいたい人は、やはり「神動線」と言われる施設を目指すといいかもしれませんね。
※引用元:引用:加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月,98ページ
3.横になって休憩する
ととのいを味わえる唯一の時間といえば「休憩タイム」ですよね。実は、休憩中の姿勢を意識することで「ととのい」やすさをアップさせることができます。
それは、横になって休憩すること!
サウナと水風呂で極限状態、つまりは「交感神経」が優位にな状態から休憩することで、身体がリラックスし、「ととのい」を味わうことができます。つまり休憩はいかにリラックスできるかが重要なんです。
そこで大切なのが休憩する姿勢です。リラックスモードを高めるためには、できるだけラクな姿勢になることがベスト。重力から解放され高い浮遊感が味わえる「インフィニティチェア」やベッドタイプでぜひ横になりましょう!
たとえ横になれる場所がなくても、自分がリラックスできると思える体勢がとれればOKです。
ちなみに、LOCA THE CLASS. AOYAMAではしっかり横になれるベッドタイプを設置。サウナ→水風呂→休憩までの距離も10歩以内です!
「今日は心地よくととのいたい」そんな日こそ利用してみてくださいね。
まとめ
「今日はととのいたい」という方に向けて、「ととのうためのコツ」を紹介しました。
ただし「ととのい」はあくまでひとつの楽しみ方。サウナで一番大切なことは「心地いい」と感じられるかどうかです!
ととのいを追い求めすぎて躍起にならず、ぜひ自分なりのペースでサウナを心地よく楽しみましょう。
参考文献:
加藤容崇著,『医師が教えるサウナの教科書』,ダイヤモンド社,2020年3月
早坂 信哉監修,『名医がやっている 正しいサウナの入り方』,宝島社,2023年7月
小林弘幸著,『自律神経の名医が教える! サウナのトリセツ』,学研プラス,2021年9月